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ビデオ配信サーバ レンタルサービス
Windows
Mediaストリーミングコース
WMV-HD ハイビジョン配信まで対応した ストリーミング 動画配信サーバ レンタル サービス

 ■ WindowsMediaストリーミングコースのご紹介 (ビデオ配信サーバレンタルサービス)

 ディジタルスタジオの母体は、デジタルコンテンツ制作分野でのパイオニア企業です。デジタルコンテンツというジャンルが一般化する以前の1986年から21年間に渡り、一貫してデジタルコンテンツ制作に挑戦してまいりました。
これらのコンテンツ制作経験を活かして、映像コンテンツビジネスを手がけるユーザー様に対して、利用者本位の高品質サービスを提供することを当社の企業理念としています。

 ディジタルスタジオは、小規模な企業ですが、独立した資本と経営環境を活かして、十分なコストと手間を掛けた「こだわりのサービス」を提供しています。独立系の当社には、過度なコスト削減要求や、無理な利益率の要請を行う株主は存在しません。「こだわりのサービス」をモットーとするエンジニアによる、理想を目指すサービスをどうぞご利用願います。

 以下に当社のWindowsMediaストリーミングコースをご紹介いたします。このコースのどのメニューがお客様の目的に適合するかを、当社エンジニアとご相談しながら検討を進めることもできます。

 本サービスはホームページ上から、視聴者のリクエスト(クリック)に応じてご希望のビデオを配信サービス行う「オンデマンドビデオ配信サービス」専用です。イベント会場等からインターネットを通じて生中継を行うサービスについては、「24時間ライブホーダイ」をご覧ください。

   ● ビデオ配信サービスに関して、以下に詳しい説明を掲載しています。
  ● 基礎的な情報が不要な方は下記の目次で必要な情報を選んで御覧願います。

  詳しい資料を求める問合せが多いので、基礎的な説明も含んでいる為に、説明文書の分量が非常に多くなっております。
  今までの「よくある質問」への回答も以下の説明に含まれています。

 
 ■ 紹介内容の目次    (目次項目をクリックすると該当項目のブックマークへジャンプします)

   ■ 「WEBページからのビデオ配信方法」

   ■ 「WindowsMedia方式によるビデオ配信のメリット&デメリット」

   ■ 「WindowsMediaストリーミングコース」の特徴 

    1 「従来の占有サーバを上回る強力な配信能力を提供する共有サーバ」

    2 「データ転送量の上限は存在します。上限を理解して無駄なく管理します」

    3 「ビデオ配信サーバ1台当たりの格納ユーザー数について」

    4 「オンデマンド ビデオ配信時の同時視聴者数について」

    5 「上位プロバイダー+バックボーン+基幹ルーター+自社製造配信サーバのベストコンビネーション」

    6 「上位プロバイダーとして国内最大規模のNTTコミュニケーションズ社と接続」

    7 「
バックボーンとして1Gbpsの専用線を導入 1Gbpsのバックボーンに5台の配信サーバを接続

    8 「基幹ルーター(高性能アクセスルーター)を採用、同時接続数:16,000セッション」

    9 「ストリーミング専用オリジナルサーバを自社設計・自社製造」

   10 「同じ構成の予備サーバをコールドスタンバイ体制でバックアップ+メンテナンス用サーバを準備」
 
   11 「ポート80番ストリーミングにて視聴者側のファイヤーウオールを通過可能」

   12 「高速FTPにより40M〜50Mbpsでのアップロードも可能・複数FTPアカウント発行可能」

   13 「WindowsMediaストリーミングコースで配信可能なデータ形式」


   ■ WindowsMediaストリーミングコースの申し込み方法 お問い合せについて

   ■ サービス内容、及び、ご契約内容についての重要事項説明

   ■ WindowsMediaストリーミングコースの料金表


   【参考資料】 WindowsMediaストリーミングコースでのサーバ容量とビデオ配信可能な最大時間数 の関係

   【参考資料】  お手持ちのビデオ素材の長さから、配信サーバの必要容量を計算する簡単な方法
 
 ■ 「WEBページからのビデオ配信方法」

 WEBページからビデオ配信を行う方法は色々な方法があります。また、新しいビデオ配信方式も複数発表されています。各ビデオ配信方式には、それぞれ特徴があり、得意な点や不得意な点があります。これらを理解して、コンテンツ提供者の利用形態に最適なビデオ配信方式を選択することが重要です。

 業界の常識として、「新しいものが必ず優れているとは限らない」というお約束事項があります。十分な検討を行わないで、新しい方式に飛びついて導入に失敗することもあります。ご自身の利用形態に合わせたビデオ配信方式の導入をお勧めいたします。

 ここでご紹介しているビデオ配信方式は、「WindowsMedia方式」です。マイクロソフト社が開発したビデオ配信方式です。長期間に渡る技術改良が行われている為、ビデオ配信方式としては最高レベルの画質・音質を実現しています。

 ただし、最高レベルの画質と音質でビデオ配信するには、高品質が素材の準備と、エンコード時点で最適なエンコード設定を行う必要があります。実際に配信されている映像を見ると最適では無いエンコード設定や、間違ったエンコード設定で不十分な画質で配信している例を多く見かけます。

 また、誤解が多いのですが、ビデオ配信サーバは、配信する映像や音声の品質に影響を与えることはありません。配信サーバは、画質を高めることも、低くすることもできません。低画質な素材を綺麗に変換して配信する「高画質配信サーバ」は存在しません。画質や音質は、素材の収録時から、エンコード作業までの間の作業品質で決まります。

 WEBページからビデオコンテンツを配信する方法方法を簡単にご説明いたします。編集済みのビデオ素材を用意して、これをビデオインターネットを利用してビデオ配信できる形と大きさに変換します。この変換作業をエンコード処理と呼びます。

 エンコード処理では、大きなサイズの映像元データを数十分に一圧縮します。そして、このエンコード済みデータをビデオ配信サーバにアップロードします。次に、ビデオの視聴ボタンを設けるWEBページからビデオ配信サーバにリンクを張ると準備完了です。WEBページへの訪問者が「視聴ボタン」をクリックするとWindowsMediaプレーヤーが起動して映像の再生が始まります。

 ディジタルスタジオでは、ビデオ配信を行う為の専用サーバ「ストリーミングサーバ(ビデオ配信サーバ)」のレンタルサービスと、ビデオエンコード処理を提供しております。また、ビデオ配信に関してのご相談、各種コンテンツ制作や販売方法のご相談もお受けいたしております。ご不明な点はお気軽にご相談願います。
 
 ■ 「WindowsMedia方式によるビデオ配信のメリット&デメリット」

 ディジタルスタジオではメジャーなビデオ配信方式を幅広く取り扱っております。それらの経験を活かして、色々なビデオ配信方式の得意な点や不得意な点を熟知した上で、コンテンツ提供者様へ最適な方式と環境を提供できるよう活動しております。

 以下に「WindowsMedia方式」を利用した場合のメリット、デメリットを公正な立場でご説明いたします。ビデオ配信方式選択のご参考にされてください。

 メリット その1:視聴ボタンのWEBページへの設置が簡単 初めてのユーザーに最適


 動画コンテンツ提供者(ユーザー)がWEBページからビデオ配信を行う設定方法は極めて簡単です。視聴ボタン等からWindowsMedia方式のビデオ配信サーバへ 、通常のハイパーリンクを張るだけです。一番簡単なタイプのWEBページを作成できる方でしたら、どなたでもすぐにビデオ視聴ボタンを設定することができます。

 メリット その2: 大量のビデオ配信コンテンツの公開作業も初心者ユーザーだけで行える

 上記の公開ポイントの設置が簡単という点と同様ですが、1ページのWEBページにたくさんの視聴ボタンを設定することも簡単です。大量の動画コンテンツをWEB上で公開することも簡単です。一番簡単なタイプのWEBページを作成できる方でも、WEBページに大量の視聴ボタンを設置する作業を簡単に行えます。WEB更新、メンテナンスも初心者だけで行うことができます。

 組み込みプレーヤータイプのビデオ配信方式は見た目が良いですが、大量の動画コンテンツをWEB上に配置するには高度なWEB構築技術を必要とします。社内に専門技術者が居ない殆どの場合は、WEB構築業者への委託作業になります。新規作成時・更新時に、その都度委託費用が発生します。

 メリット その3: アクセス殺到!嬉しい誤算の高負荷状態に強い

 適切に構築されたWindowsMediaサーバシステムに、十分な帯域のバックボーンを用意すると、予想外の突然のアクセスが殺到する事態にも対応可能です。WindowsMediaサーバは、1秒間に50人づつ視聴者が増加する急激なアクセス数の増加にも対応できます。「テレビやラジオで紹介された・・・」、「人気ポータルサイトで紹介された・・・」というような場合は、ある時間から急激に視聴者数が増加 します。「アクセス殺到でサーバダウン・・・」というニュース報道が時々ありますが、これは、不適切な技術仕様で構築されたビデオ配信サーバシステムや、ルーターの最大接続数不足、バックボーンの帯域不足が原因です。WindowsMediaサービスソフト自体は、同時アクセス「数万人」程度の高負荷状態に対応できる機能を備えています。

 メリット その4: 1時間を越える長時間コンテンツでも安定配信できる 「ファーストストリーミング」

 「WindowsMedia方式」では、RTSP(リアルタイム・ストリーミング・プロトコル)と呼ばれるストリーミングに最適化されたプロトコルで配信データをサーバから視聴者のWindowsMediaプレーヤーまで送信します。 インターネットの通信速度は絶えず変動します。RTSP方式では視聴者側の通信帯域がギリギリというようなクリチカルな状態でも安定配信できる「ファーストストリーミング」という技術を利用できます。

 ファーストストリーミングは、エンコードレートと同じ速度で配信するのではなく、回線帯域に余裕があることを検出した場合に、エンコードレートの数倍から10倍ぐらいの速度でコンテンツを配信サーバからWindowsMediaプレーヤーまで送信する技術です。この余裕がある状態の時にプレーヤー側でコンテンツをバッファリングします。別の呼び方をすれば「コンテンツの貯金」です。例えば、300Kbps10分のコンテンツを3Mbpsで送信すれば、1分間で配信が完了します。この「ファーストストリーミング」により、通信速度が絶えず変動するインターネットでも1時間を越えるような長時間コンテンツも安定配信できます。

 ファーストストリーミング技術により、通常より早めに配信を完了したコンテンツは、バッファリングされますが、ダウンロード・キャッシュに保管されるのでは無いので、「ダウンロード配信」とは異なりコンテンツの複製保管は行われません。

 メリット その5: 待ち時間(バッファリング時間)を短くする「ファーストスタート」

 映像コンテンツの視聴を開始するときに、安定配信の為にプレーヤー側で、 映像の長さで5秒分から10秒分程度をバッファリング(貯金)をします。通信速度が絶えず変動するインターネットにおいて安定的に視聴を行うには必要な処理です。しかし、すぐに映像を見たい視聴者には、この5秒間から10秒間の待ち時間はストレスになります。「WindowsMedia方式」が採用している、RTSP(リアルタイム・ストリーミング・プロトコル)では、このバッファリング処理を行う最初の配信スタート時点で、可能な最高速度で送信を行いバッファリングによる待ち時間を極力短くする「ファーストスタート」と言う技術を提供します。これにより最初の待ち時間を極めて短くすることが出来ます。

 この「ファーストスタート」技術があるのに、「WindowsMedia方式は遅い・・・」という評判が広まっている理由は、以下の原因があります。「WindowsMedia方式」全てが「遅い・・・」と言う訳ではありません。担当する配信サービス会社固有の問題です。

 原因 1.RTSP未対応の配信サーバから配信しているので「ファーストスタート」機能がサービスされない。
 原因 2.配信サービス会社の提供帯域が狭い為に「ファーストスタート」の速度がエンコードレートより高速にならない。

 別の表現をすると、ファーストスタート技術を使いこなして、極めて短い待ち時間で映像配信を開始できるビデオ配信サーバを運用しているサービス会社が真の意味で品質の良いサービスを提供していると言えます。

 メリット その6: ビデオ素材からのエンコード作業が容易

 ビデオテープなどの元素材からビデオ配信用に圧縮されたデータ形式に変換する作業をエンコード作業と呼びます。「WindowsMedia方式」では、マイクロソフト社から専用エンコーダーが無償で提供されています。このエンコーダーソフトをWindowsPCにダウンロードして利用すると、コンテンツ提供者自信でエンコード作業を行うことが出来ます。エンコーダーの操作は比較的簡単です。高画質なエンコード 結果が必要な場合は、プロのエンコードサービス業者に依頼することもできます。

 メリット その7: 標準ビデオからハイビジョンビデオまで同じ方式でエンコードと再生が可能

 「WindowsMedia方式」は、標準ビデオのエンコードと再生、ハイビジョンビデオのエンコードと再生まで、同じ方式でカバーできます。適切にエンコードされた映像は、ビデオ配信方式としては最も高画質です。ハリウッド系の映画会社の殆ど全てがHD-DVDのエンコードに「WindowsMedia方式」の最新版である「VC-1」と呼ばれるエンコード方式を採用しています。これは、MPEG2や、H.264などの他のエンコード方式より、WindowsMedia方式によるエンコードが優れているという評価に基づくものです。また、ハリウッドの映画会社は、DVDより次のネット配信時代を見越して「VC−1」を採用したという観測もあります。
因みに、HD-DVDの国内タイトルの殆ど全てはMPEG2エンコードです。日本人はMPEG2を好みます。

 メリット その8: 高画質エンコードにより、同じ画質品質の場合は、他の方式の75%から50%のファイル容量

 上記の他のエンコード方式に比べて高画質という点と同様ですが、WindowsMedia方式で、他の方式と同じ画質を表現するには、エンコードレートを低くできる、つまり、圧縮率を高めることが出来るので、より小さいファイルサイズで同様の画質を表現できます。ファイルサイズを小さく出来るので、ディスク容量の点でサーバ費用をコストダウン出来ます。ファイルサイズが小さくなると言うことは、ストリーミング配信上も有利です。

 ここで言う「高画質エンコード」には誤解が多いので追加説明します。「高画質にエンコードする」という意味は、ビデオ素材に対して「出来る限り忠実にエンコードする」という意味です。高画質なビデオ素材から適切にエンコード処理を行うことにより、圧縮処理による劣化が少ないエンコード結果が得られます。これが「高画質エンコード」です。元の映像がピンボケの場合はピンボケ具合を忠実に再現したエンコード結果になります。

 適切に行われる高画質エンコードでも、元のビデオ素材より、更に高画質に変換すること出来ません。元のビデオ素材に映っていない詳細な映像を作り出しことは不可能です。それでも、「ピンボケした映像を高画質エンコードで綺麗にしてほしい」、「撮影に失敗して真っ黒くなってしまったビデオを高画質エンコードで綺麗にしてほしい」、「ダビングを繰り返してボケボケになったビデオを高画質エンコードで綺麗にしてほしい」、「標準ビデオをハイビジョンエンコードでハイビジョンの綺麗な映像にしてほしい」と言う作業依頼は多いです。高画質エンコードとは、元の映像を綺麗に変換する魔法ではありません。

 ただし、プロが行うエンコードサービスでは、色々な画像処理技術で、元の映像より「メリハリが在る映像」にエンコードすることが出来ます。これは、画質を向上させるのでは無く、明るさや色合い、ビデオに含まれる色信号、そして、コントラストなどをエンコード処理後に最適になるような調整を行うことで、見た目の「メリハリ」を実現します。

 これらは、長年の経験と勘によるプロの技術です。ASPによる自動エンコードや、ハードウエアエンコーダーでは実現できません。CM映像などの最高品質でのビデオ配信を必要するエンコード作業は、プロに依頼することをお勧めします。

 メリット その9: 64Kbpsのステレオ音声で、MP3やAAC方式の128Kbpsと同等な音声品質

 WindowsMedia方式の音声エンコード方式である「WindowsMediaAudio」は、他の音声エンコードに比べて約2倍高音質です。代表的な音声エンコード方式であるMP3は、ステレオ音楽として鑑賞するには128Kbpsの帯域が欲しいところです。鑑賞レベルのギリギリのところで96Kbpsと言うのが実際に耳で聞いた感想です。iPodで採用されて一般的になったAAC方式も同様で、ステレオ音楽の再生には128Kbpsの帯域を必要とします。WindowsMediaAudioの場合は、64Kbpsで鑑賞に耐えるステレオ音声を配信できます。音声圧縮コーデックとして大変高性能です。

 音楽配信に特化した場合は、64KbpsのストリームでFMステレオ放送並みのステレオ配信が行えます。これは大規模配信時に配信帯域のコストを抑えることができて大変有利です。この高音質性能のメリットは音楽配信だけでなく、映像配信でも視聴者にリアリティーを与えます。映像コンテンツの音声部分は「オマケ」では無く、映像以上に重要という理解はプロの常識です。

 メリット その10: 5.1chサラウンド、7.1chサラウンドを標準でサポート

 「WindowsMediaAudio」は、2chステレオだけでなく、5.1chや7.1chというサラウンド音声も標準でサポートしています。これらのサラウンドエンコードや、サラウンド記録されたコンテンツの配信、販売、再生に関してサラウンド用のライセンス費用は発生しません。「WindowsMediaAudio」によるサラウンドの再生には、「WindowsMediaAudio」規格に準拠したサウンドインターフェイスと、マルチチャンネルスピーカーがPCに実装されている必要があります。

 メリット その11: コンテンツ配信に関して、ライセンス費用が発生しない 低価格で大規模配信が可能

 WindowsMedia方式のコンテンツ配信を行うに際して、開発元であるマイクロソフト社へのライセンス費用を支払う必要がありません。エンコード作業を行う場合も同様にライセンス費用は不要です。また、WindowsMedia方式の配信サーバ側も、Windowsサーバソフトをサービス業者が購入することにより、特別なライセンス費用無しで配信サービスを行うことが出来ます。

 他のビデオ配信方式の場合は、150ストリームや、1000ストリームごとに個別のライセンス費用を開発元に支払う必要があります。このライセンス費用により、事実上、大規模配信が不可能というビデオ配信方式もあります。WindowsMedia方式の場合は、ストリームごとのライセンス費用は発生しないので、比較的低価格で大規模配信が可能です。

 メリット その12: DRM(著作権管理技術)がコンテンツ事業者へ提供されている

 WindowsMedia方式では、コンテンツの不正コピーや改変を防止するDRM技術が存在します。このDRM技術を使用すると映像コンテンツに視聴期間や視聴回数、複製制限という視聴コントロールを行うことができます。このDRM技術をコンテンツ提供者は導入してDRM化処理を行うことができます。他の音楽配信や映像配信方式では、配信方式の提供元だけがDRM処理を行うことができ、コンテンツ提供者にはDRM技術が提供されない場合が殆どです。

 メリット その13: IPマルチキャストをサポート

 通常のビデオ配信方式では、配信サーバから視聴者PCまで、個別のストリーミングが流れます。100人の視聴者が存在するときは、配信サーバから視聴者PCまで100本のストリーミングを流します。これをユニキャスト方式と呼びます。インターネットが次世代のIPv6環境になると、配信サーバから1本のストリームを送信するだけで、インターネット上のルーターでストリームの分配を行い、多数の視聴者に同時配信を行う「IPマルチキャスト」と言うサービスを提供可能です。WindowsMedia方式は、IPマルチキャストをサポートしています。「IPマルチキャスト」を提供できるかは配信サービス会社の設備内容によります。


 デメリット その1: Mac環境での視聴には問題が多い

 WindowsPC環境の場合は、WindowsMediaプレーヤーがWindows本体に含まれているので、プレーヤーのバージョン違いがありますがPCユーザーは特別な操作無しですぐに視聴できます。Mac環境の場合は、Macユーザーが自分でWindowsMedia方式の視聴環境をインストールして準備する必要があります。Mac初心者には少し難しい作業です。

 マイクロソフト社では、Mac用のWindowsMediaプレーヤーの開発を終了しています。現在、ダウンロード提供されているMac用WindowsMediaプレーヤーは、OS 8.1とOS 9.X用です。これらはMac用
Internet Explorerに対応していますが、Mac用Internet Explorerのダウンロード提供は終了しており、現時点では入手不可能です。また、これらのWindowsMediaプレーヤーは最新のブラウザには対応していません。

 また、OS X用WindowsMediaプレーヤーもダウンロード提供されています。最新のブラウザでも一応視聴できるようですが、ブラウザのバージョンアップと新規リリースは頻繁に行われるので個別に視聴状態を検証する必要があります。

 マイクロソフト社では、サードパーティーのソフト会社が開発した、QuickTimeにてWindowsMediaコンテンツを視聴できるようにするプラグインツール「
Flip4Mac」(Windows Media Components for QuickTime)の利用を推奨しています。マイクロソフト社では、Macユーザーに、今後は「Flip4Mac」を利用するよう呼びかけていますが、頻繁にバージョンアップされるOS Xや、各種ブラウザに対して速やかに対応できるかどうか不安な部分があります。

 対応策としては、視聴者向けのWEBページに掲載する説明文で、Macユーザーに対して、Windows Media Player 9 for Mac OS X (Mac OS X バージョン 10.1.5 以降 、10.2.x 以降の最新バージョンを推奨)、もしくは、
Flip4Mac」(Mac OS X バージョン 10.3.9 以降、QuickTime バージョン 6.5 以降)のインストールを行い、視聴環境を事前に準備するよう推薦する解かり易い説明書きを掲載する方法です。

 また、DRM処理されたWindows Media方式のコンテンツは全てのMac環境で視聴できません。

 デメリット その2: WEBページへデザイン的に組み込まれた「組み込みプレーヤー」で問題が多い

 WEBページに組み込まれたメディアプレーヤーからビデオを再生するのは、大変スマートに見えるので、WEBデザイナーに特に好まれます。WindowsMediaプレーヤーもWEBページへの込み込みプレーヤーとして利用可能です。ただし、標準的な動作環境が、
Internet Explorerに対応していますので、視聴者が色々な種類のブラウザを利用していた場合は、組み込みプレーヤーが正常に動作しない場合があります。

 また、視聴者がMac環境を利用している場合は、更に、色々なOSバージョンやブラウザのバージョンの組み合わせが存在します。組み込みプレーヤーを使用して、Macユーザー視聴者に安定してビデオ配信を行うには、該当WEBページを想定される全てのブラウザとプレーヤーの組み合わせで動作確認する必要があります。これは非常に困難ですので、Macユーザーを視聴対象にする場合は、組み込みプレーヤーの使用は出来るだけ避けることをお勧めいたします。


 デメリット その3: マルチビットレート配信時にWindows
Mediaプレーヤーが誤動作する場合が有る

 これは、問題という呼ぶレベルではありませんが、利用上の注意として説明します。コンテンツのエンコード時に、一種類のエンコードレートでは無く、複数のエンコードレートをまとめて1本のコンテンツにエンコードする方法があります。例えば、45Kbps+300Kbps+600Kbpsと言う様な、アナログ回線利用者とブロードバンド回線利用者用のエンコードをまとめて1本のコンテンツにできます。これを「マルチビットレート」と呼びます。

 このマルチビットレートのコンテンツを、WindowsMediaサーバから配信すると、WindowsMediaプレーヤーとサーバが連携して、視聴者の使用回線に合わせた最適なビットレートを選択できると開発元のマイクロソフト社より説明されています。

 最適なビットレートを選択するこの機能には「インテリジェントストリーム」という凄そうな名前が付いていますが、ブロードバンド回線利用者でも、45Kbpsのアナログ回線ユーザー用の低いレートの小さな配信画面を自動選択してしまう事態が10%から20%程度の確立で発生します。

 この場合、視聴者が600Kbpsでも配信されているという現実に気が付かないと、最後まで45Kbpsのコンテンツを「この小さい画面サイズだけだ・・・」と誤解して視聴し続けます。後で、初めて600Kbpsの画面を見て「こんなに綺麗な大きい画面でも配信していたの・・・」と驚く視聴者も存在します。

 「マルチビットレート」を採用することにより、エンコード済みのファイルが小さくなるというようなメリットは何もありません。「マルチビットレート」を利用しないで、エンコード時に個別のエンコードを行い、個別の視聴ボタンを設置して、視聴者に自分の利用アクセス回線に合わせた配信レート(視聴ボタン)を選択させる方法を推薦いたします。

 
 ■ ディジタルスタジオの「WindowsMediaストリーミングコース」の特徴

 WindowsMedia方式によるビデオ配信に特化した、低価格のビデオ配信コースです。提供ハードディスク容量が50Mbyteから300Gbyteまでのバリエーションがありますのでお客様の細かい要求に応えられます。

 ディジタルスタジオが提供する「WindowsMediaストリーミングコース」は、低価格サービスですが、「どこかに訳あり・・・」という弱点を隠したサービスではありません。低価格ですが、十分なコストと手間を掛けた高品質サービスです。以下の説明を御覧ください。

 特徴 1 共有サーバですが、従来の占有サーバを上回る強力な配信能力を提供します。

  一般的なビデオ配信サービスでは、複数のユーザーで1台のビデオ配信サーバを共用使用する「共用サーバ」は、配信能力の低下が発生して「遅くなる・・・」と理解されています。

 ディジタルスタジオのビデオ配信サーバは、ビデオ配信サーバ専用に設計したオリジナルサーバです。高負荷状態でもビデオ配信能力の低下は発生しません。これは、ディジタルスタジオの自社製造によるオリジナルビデオ配信サーバが、メーカー製のサーバ機器より、はるかに高速な配信能力を実現している為です。

 ディジタルスタジオの自社製造オリジナルビデオ配信サーバにつて簡単に紹介いたします。

 サーバOSを格納するシステムディスクとは別に、ビデオデータ専用のRAIDディスクを装備して、200Mbyte/秒(通常の4倍)の読み出し速度を達成しています。必要な場合は、このRAIDディスクユニットを2系統搭載して、更にデータ転送能力を強化します。このような強化策が出来るのは、超高速データ転送バスを装備している為です。

 サーバOSを格納するシステムディスクと、配信するビデオデータを同じディスクに格納した場合は、サーバシステムとしての能力が低下します。一組だけのディスクを搭載したサーバの処理能力は個人用PCと大差ありません。

 サーバ内のデータ転送には、データ幅:64bit、転送帯域:133MhzのPCI−Xバスを装備して、1064Mbyte/秒の超高速データ転送(通常の8倍)を実現しています。この内部データ転送速度がサーバとしの処理能力を決定します。

 インターネットと接続するLANインターフェイスには、実測で800Mbps以上の通信速度が出るサーバ専用1GbpsのLANインターフェイスを装備して、超高速データ転送が出来る64bit PCI−Xバスに直接接続しています。通常の1GbpsのLANインターフェイスは、実測で100Mbpsから200Mbpsの通信速度しか出ません。

 このような「本物の」高速大容量処理能力により、共用サーバによる配信能力の低下は全くありません。このビデオ配信サーバの利用者は、説明資料だけでなく、一ヵ月分のビデオ配信状況を分析した「アクセスレポート」の提供を受けることにより、毎日、毎時間のサーバ負荷状況の詳細を確認することが出来ます。

 以下に実際のユーザーによるアクセスレポートを示します。月間データ転送量が2,895Gbyte=約3テラバイトという高負荷状況でも、このサーバ全体のCPU負荷は、平均0%から1%です。0%という表記は、CPU負荷が1%未満、例えば、0.5%というような場合の表記です。この月間データ転送量は、共用サーバ内の1ユーザーの記録です。サーバ全体としての月間転送量は3テラバイトを超えています。

 このユーザーの場合は、大容量なハイビジョンコンテンツを配信していますので、月間視聴者数が、18,699人という比較的少ない視聴者数で3テラバイトという大きいデータ転送量を記録しています。通常よくあるコンテンツ例として、300Kbps 3分(容量7Mbyte)のコンテンツに置き換えた場合は、3テラバイトの転送量は、413,600人分の月間視聴者数に相当します。これらの実際の分析数値により、ディジタルスタジオが提供する共用サーバは、従来の占有サーバを上回る配信能力を提供できることをご理解いただけると思います。

 この「アクセスレポート」に表示される「平均負荷」は、ビデオ配信サーバのCPU負荷をパーセント表示した数値です。データ転送量や、視聴者数は個々のユーザーの数値ですが、CPU負荷の表示は、ビデオ配信サーバ全体のCPU負荷を表示しますので、共用利用しているビデオ配信サーバ全体の負荷状況の詳細を確認することができます。表示されるのは、1時間ごとの平均負荷、1日単位の平均負荷、1ヶ月単位の平均負荷です。

 これらのアクセスレポートは、他にも色々な角度から分析したコンテンツ配信情報を含んでいます。アクセスレポートは、毎月1回、1ヵ月分のアクセスログを集計して、翌月月初にユーザー専用のWEBページの形で提供されます。ユーザー様ご自身でビデオ配信サーバの負荷状況、コンテンツ配信状況を確認いただけます。
 
 1ヵ月分のアクセスログを集計して一覧にした「日別視聴状況」レポートの実例

オンデマンドコンテンツの日別視聴状況

視聴者数 視聴回数 視聴時間 平均負荷率 転送量
1日  468 人  1,166 回  80:17:06  0 %  78,840,539,503 バイト 
2日  338 人  1,405 回  79:15:32  0 %  78,039,515,280 バイト 
3日  318 人  1,053 回  70:07:49  0 %  63,081,880,009 バイト 
4日  419 人  1,364 回  75:30:45  0 %  71,681,544,039 バイト 
5日  381 人  1,206 回  76:17:59  0 %  73,665,054,215 バイト 
6日  404 人  1,240 回  66:13:26  0 %  53,847,656,987 バイト 
7日  1,006 人  1,998 回  124:29:40  0 %  105,433,548,778 バイト 
8日  724 人  1,649 回  140:50:20  0 %  98,321,075,122 バイト 
9日  503 人  1,403 回  92:11:28  0 %  78,267,035,741 バイト 
10日  340 人  1,054 回  61:56:35  0 %  52,524,209,814 バイト 
11日  510 人  1,716 回  82:16:32  0 %  70,685,922,338 バイト 
12日  622 人  2,028 回  96:48:07  0 %  85,699,618,168 バイト 
13日  561 人  2,024 回  108:02:44  0 %  90,949,157,876 バイト 
14日  535 人  1,595 回  99:59:44  1 %  92,195,317,969 バイト 
15日  554 人  1,648 回  98:09:06  0 %  87,997,565,125 バイト 
16日  569 人  1,687 回  105:46:44  0 %  102,169,776,168 バイト 
17日  565 人  1,780 回  97:23:16  0 %  85,231,691,662 バイト 
18日  560 人  2,118 回  98:28:54  0 %  96,435,648,656 バイト 
19日  783 人  2,697 回  119:46:57  0 %  101,787,804,800 バイト 
20日  577 人  1,983 回  121:46:34  0 %  107,983,883,041 バイト 
21日  659 人  2,483 回  135:29:53  1 %  116,890,367,629 バイト 
22日  835 人  2,726 回  165:24:19  1 %  142,430,497,069 バイト 
23日  669 人  2,038 回  129:14:25  1 %  110,141,168,692 バイト 
24日  756 人  2,311 回  140:38:03  1 %  116,506,560,538 バイト 
25日  1,006 人  2,782 回  204:32:54  1 %  104,056,176,578 バイト 
26日  613 人  2,080 回  116:11:55  0 %  94,635,821,971 バイト 
27日  724 人  2,407 回  123:31:59  1 %  111,142,177,743 バイト 
28日  675 人  2,286 回  130:38:23  1 %  113,140,843,858 バイト 
29日  710 人  2,095 回  143:05:51  1 %  119,106,973,375 バイト 
30日  716 人  2,068 回  127:43:18  1 %  104,729,325,693 バイト 
31日  599 人  1,937 回  104:55:31  1 %  87,619,676,147 バイト 
合計 18,699 人  58,027 回  3417:05:49  0 %  2,895,238,034,584 バイト 
左のアクセスレポートは、毎日の「平均負荷」を一ヵ月分集計した「日別視聴状況」レポートの実例です。

このユーザーの月間データ転送量が2,895Gbyteであることが解かります。

2,895Gbyteというデータ転送量は、300Kbps3分のビデオ配信換算で、月間視聴者数413,600人分に相当する高負荷状態です。

この月のサーバ全体のCPU平均負荷は「0%」です。これはCPU負荷が1%未満であることを表します。

月間データ転送量が約3Tbyteという高負荷状態でも、CPU負荷が0から1%という状況は、CPU処理能力の残りの余裕が99%有るという意味です。

共用サーバは速度が低下するという今までの理解は、ディジタルスタジオの自社製造ビデオ配信サーバでは全く異なり、速度の低下は発生しないということをご理解いただけると思います。

 さらに高負荷になった場合でもCPU負荷は、3%程度です。これらのCPU負荷状況は、毎月のアクセスレポートで実際にご確認いただけます。
 一日分のアクセスログを集計して一覧にした「時間別視聴状況」レポートの実例

オンデマンドコンテンツ時間帯サーバ負荷状況

時間帯 視聴者数 視聴回数 視聴時間 平均負荷率 転送量
00:00〜01:00 30 人 69 回 07:38:27  0 % 7,982,517,871 バイト
01:00〜02:00 16 人 37 回 03:04:33  0 % 2,736,884,029 バイト
02:00〜03:00 12 人 52 回 02:58:32  0 % 2,037,940,896 バイト
03:00〜04:00 4 人 9 回 00:47:24  0 % 944,461,792 バイト
04:00〜05:00 32 人 43 回 01:25:03  0 % 1,279,156,646 バイト
05:00〜06:00 86 人 97 回 01:11:06  0 % 819,974,999 バイト
06:00〜07:00 92 人 93 回 00:15:21  0 % 192,375,327 バイト
07:00〜08:00 2 人 2 回 00:44:51  0 % 1,228,675,509 バイト
08:00〜09:00 5 人 22 回 00:12:07  0 % 190,941,340 バイト
09:00〜10:00 8 人 14 回 00:27:53  0 % 352,837,221 バイト
10:00〜11:00 13 人 36 回 01:32:14  0 % 1,397,012,188 バイト
11:00〜12:00 28 人 61 回 03:47:13  0 % 3,938,632,038 バイト
12:00〜13:00 51 人 176 回 09:00:14  1 % 8,722,528,780 バイト
13:00〜14:00 43 人 101 回 06:30:15  0 % 5,580,687,040 バイト
14:00〜15:00 167 人 202 回 10:49:48  1 % 6,585,061,365 バイト
15:00〜16:00 125 人 155 回 09:00:22  0 % 5,525,900,044 バイト
16:00〜17:00 77 人 118 回 03:54:11  0 % 4,126,662,837 バイト
17:00〜18:00 64 人 127 回 13:07:52  1 % 9,924,965,717 バイト
18:00〜19:00 39 人 90 回 10:26:58  1 % 10,390,570,784 バイト
19:00〜20:00 26 人 105 回 05:20:21  0 % 4,519,120,171 バイト
20:00〜21:00 26 人 101 回 05:28:05  0 % 4,769,759,656 バイト
21:00〜22:00 34 人 71 回 07:27:08  0 % 6,401,904,969 バイト
22:00〜23:00 51 人 104 回 08:15:05  1 % 7,547,488,023 バイト
23:00〜24:00 55 人 113 回 11:04:37  1 % 8,237,489,536 バイト
合計 1,086 人 1,998 回 124:29:40  0 % 105,433,548,778 バイト
左のアクセスレポートは、一日の「平均負荷」を1時間単位で集計した「時間別視聴状況」レポートの実例です。

左上の「日別視聴状況」レポートの「7日」の視聴状態を更に詳しく1時間単位で表記しています。

一時間当たりのデータ転送量は、少ない時間帯は朝8時台の時間帯で190Mbyte、多い時間帯は、18時の10.39Gbyteでした。

この日のサーバ全体のCPU平均負荷は「0%」です。これはCPU負荷が1%未満であることを表します。

ご利用いただいているサーバ全体の負荷状況は、毎月のアクセスレポートで、この実例と同様にご確認いただけます。

ディジタルスタジオが提供する共用サーバは、低価格ですが、従来の占有サーバ以上の配信能力があります。

この実例のアクセスデータを明らかにして、自信をもって提案いたします。

 特徴 2 「データ転送量の上限は存在します。データ転送量の上限を開示して無駄なく管理 します。」

 ディジタルスタジオのレンタルサーバ料金には、データ転送量課金はありません。想定外の大量アクセスが発生した・・・という嬉しい誤算でも追加費用は発生いたしません。ただし、これらのサービスは、「データ転送量無制限」ではありません。技術的な上限が存在します。

 ディジタルスタジオでは、あえて、データ転送量に上限があるこを利用者へご説明して、合理的なビデオ配信サーバ運用が出来るように利用者へアクセス状況の情報開示を行っております。

 一般的なレンタルサーバ会社の提供仕様説明でよく見かける条件で、WEBサーバでは「メールアドレス数無制限」、ビデオ配信サーバでは「データ転送量無制限」と言う表現があります。これは、無制限で無限大に利用できるかと言うとそうではありません。例えば、WEBサーバにメールアドレスを1個設定すると約5Mbyteのディスク容量を必要とします。総容量300MbyteのWEBサーバの場合は、多くても30個から40個のメールアドレスを設定するのが運用上の限界です。WEBコンテンツの公開やCGIの利用なども行う場合は、この上限はさらに小さくなります。このように利用上限を規制する設定が無い「無制限」状態ても性能的な上限が存在します。

 ビデオ配信サーバの場合も同様です。バックボーン回線が100Mbpsの場合は、1ヶ月間連続して100Mbpsでデータ転送した最大理論値は、32.4Tbyte です。これが月間データ転送量の最大上限です。 「データ転送量無制限」と言う表記は、一定の条件での上限遮断設定(リミッター)を配信サーバに設定していないと言う解釈が出来ます。 「データ転送量無制限」という表記が在っても、ホスティングしている映像コンテンツのデータ配信量が無限に増大できるという事ではありません。

                     各単位時間当たりの最大データ転送量 (最大理論値)
    (バックボーンの回線速度が保障されている場合。ベストエフォードの場合は1/3前後の転送量になります。)
 

単位時間

最大データ転送量
100Mbpsバックボーン 200Mbpsバックボーン
1秒当たり    12.5Mbyte/秒      25Mbyte/秒
1分当たり     750Mbyte/分     1.5Gbyte/分
 1時間当たり      45Gbyte/時間      90Gbyte/時間
1日当たり    1080Gbyte/日    2160Gbyte/日
 1ヶ月当たり    32.4Tbyte/月    64.8Tbyte/月

 実際的には100Mbpsの通信速度のデータが定常的に送信されるということはありません。下のグラフのように深夜や早朝の視聴者は少なく、この時間帯に転送されるデータは極めて少なくなります。(下の青い折れ線グラフ部分が配信されたデータ量、上の緑の部分がバックボーンの余裕量部分)

 昼間のビジネスタイムや、夜間のゴールデンタイムのデータ転送量が最大限界まで増大したとしても、深夜や早朝の空いている時間帯もありますので、現実的な最大月間データ転送量は、論理最大値の10%〜30%程度と想定するのが無理のない判断です。また、短時間の間にアクセスが殺到するピークが発生した場合でも、バックボーンが100Mbpsの場合は、100Mbpsの通信速度を超えてサービスすることは出来ません。

 ディジタルスタジオの配信サーバは、配信帯域に十分な余裕を持って運用しています。一般的な映像コンテンツの公開の場合は、極端にアクセスが増えて配信帯域の上限に近づくようなことは、極めて稀です。利用者は、ディジタルスタジオからデータ転送量が増大しているというレポートが来るまで、データ転送量について日々注意する必要は殆どありません。定常的なデータ配信量の数値を確認する程度で十分です。逆に、人気アニメ系コンテンツや、人気アイドル系コンテンツなのアクセスが殺到しそうなコンテンツを公開する場合は、データ転送量の推移を確認する必要があります。

 想定以上のアクセスが発生してデータ転送量の限界に近づいた状態では、全ての視聴者に安定したビデオ配信が出来なくなります。映像が途切れる「バッファリング」などが視聴者側で発生します。ディジタルスタジオでは、安定した配信サービスを提供するために以下のようなサービス体制を構築して余裕を持ったサービスを提供しています。

   1.1Gbpsの大容量バックボーンに標準で5台のビデオ配信サーバを接続して十分な配信帯域を確保しています。
   2.各コンテンツへのアクセス状況を測定して、アクセス負荷を分散させるサーバオペレーションを行っています。
   3.利用者へ、一ヶ月間、1日単位、1時間単位のデータ転送量レポートを提供して転送量の実態説明をしています。

 ディジタルスタジオでは、各利用者の一ヶ月分のアクセス状況を「視聴率分析レポート」として翌月初旬に提供しています。この視聴率分析レポートの一部として、一ヶ月間、1日単位、1時間単位のデータ転送量レポートが提供されます。利用者は、このレポートにより 、公開しているコンテンツのデータ転送量の詳細を知ることが出来ます。

 ディジタルスタジオでは、当月のデータ配信量に異常な増大などの特異な部分がある場合は、この視聴率分析レポートの提供と同時に所見としてコメントを添えます。特にコメントが無い場合は、余裕が有る安定した配信状態であることになります。

 下のデータ転送量を示すグラフは、実際の1日のデータ転送量をグラフにしたものです。個人向けコンテンツが多い場合の例ですので、自宅からの視聴と思われる18時から20時と、22時から午前1までのデータ転送が多くなっています。総合的に、全ての時間帯で配信帯域に十分な余裕を持っていることが解かります。
 


1日24時間に発生した実際のデータ転送量をグラフ表示

下の青い折れ線グラフ部分が配信されたデータ量、上の緑の部分がバックボーンの余裕量部分です。
このバックボーンは200Mbpsなので、100%目盛で90Gbyte/時間になります。10%目盛で9Gbyte/時間。
1時間単位のデータ転送量の一覧表は視聴率分析レポートの一部分としてサーバ利用者に提供されます。

1日に発生した実際のデータ転送量をグラフ表示
 


 ディジタルスタジオのWindowsMediaストリーミングコースで安定して配信できるデータ転送量の目安を説明いたします。この数値はあくまでも目安ですので、技術的なデータ転送量の上限ではありません。短期間であれば、この転送量の目安を超えても安定配信出来ます。また、この目安を超えても追加のデータ転送量料金が発生することはありません。ただし、データ転送量が定常的に、この目安を超えている場合は、上位サービスコースへの変更をお願いする場合があります。

 以下の安定して配信できるデータ転送量の目安の容量はかなりの大容量です。一般的な映像コンテンツの場合は、この目安を超えることは殆どありません。大変人気がある映像コンテンツを大量に公開した場合や、人気のあるHDコンテンツを公開した場合、稀にこの目安を超える場合があります。

         WindowsMediaストリーミングコースで安定して配信できる月間データ転送量の目安
        
(契約ディスク容量X月間転送量の倍率係数=各契約容量ごとの月間データ転送量の目安)

契約ディスク容量 転送量の倍率係数 月間データ転送量の目安
50Mbyte〜500Mbyte 約50倍 2.5Gbyte〜25Gbyte
1Gbyte〜9Gbyte 約40倍 40Gbyte〜360Gbyte
10Gbyte〜90Gbyte 約30倍 300Gbyte〜2.7Tbyte
100Gbyte〜300Gbyte 約20倍 2Tbyte〜6Tbyte

  ・ この月間データ転送量はあくまでも目安ですので、技術的なデータ転送量の上限ではありません。
  ・ 一般的な映像コンテンツを公開する場合は、この月間転送量の目安を超えることは殆どありません。
  ・ 実際の配信データ量が、この目安を超えても追加のデータ転送量料金が発生することはありません。
  ・ 一日単位のデータ転送量が短期間であれば、この転送量の目安の一日換算数値を超えても安定配信出来ます。
  ・ データ転送量が定常的に、この目安を超えている場合は、上位サービスコースへの変更をお願いする場合があります。
 


 特徴 3 「ビデオ配信サーバ1台当たりの格納ユーザー数について」

 ディジタルスタジオのWindowsMediaストリーミングコースでは、ビデオ配信サーバ専用として高性能サーバを自社設計・自社製造しています。ビデオ配信の視聴者た増える負荷が高い場合でも、CPU使用率が3%以上に上昇することはありません。CPUの平均負荷は1%程度です。また、通常のビデオ配信処理では、格納ユーザー数が極端に増加して、500ユーザーや、1000ユーザーになってもCPU処理能力や、メモリーを大量に消費することはありません。

 ディジタルスタジオのビデオ配信専用サーバは、高負荷に強く、高負荷状態でもビデオ配信能力の低下は発生しません。共用サーバですが、一般的な占有サーバを上回る配信能力を 各ユーザーに提供します。

 ディジタルスタジオでは、1台の配信サーバに、10ユーザーから100ユーザー程度を割り当てています。100ユーザーと言うと、配信能力が低下するのではないかという心配をされる方も居ますが、圧倒的配信能力により、各ユーザーには占有サーバ並みの配信パフォーマンスを提供していますのでご安心願います。実際に安定配信している配信結果を、視聴率分析レポートにて各ユーザーに提供しています。

 ビデオ配信の場合は、各ユーザーごとにコンテンツの人気度が大きく変わります。人気のあるコンテンツを公開しているユーザーと、会社紹介などの一般的なコテンツを公開しているユーザーとでは、視聴者のアクセス量が1000倍以上差があります。

 つまり、1ユーザーでも、一般的なコテンツを公開しているユーザーの、1000ユーザー分の負荷を発生させるユーザーは普通に存在する訳です。各ユーザーごとに配信サーバに与える負荷は桁違いに異なります。このような実態ですのでサーバ1台当たりの格納ユーザー数だけで、配信サーバのパフォーマンスを判断するのは意味の無いことです。

 ディジタルスタジオでは、配信サーバに与える負荷が桁違いに異なるユーザーをバランス良く、各配信サーバ配置して、負荷分散を行っています。この「配信サーバに与える負荷」とは、バックボーンへの負荷です。CPU負荷ではありません。アクセス人気が異なる各ユーザーに対して「限り有る資源」であるバックボーンの帯域を合理的に割り振る「負荷分散」が最も重要なサーバオペレーションです。

 実際のケースとして、利用を検討されれている方から「サーバ1台当たりのユーザー数を教えてほしい・・・」と言う問合せはは多いです。これは、WEBサーバの場合に「サーバ1台当たりのユーザー数」でWEB公開のサービス品質が大きく変わるので、ビデオ配信サーバの場合でも同様であろうという理解によるもだと思われます。

 一般的なWEB公開用のレンタルサーバのハードウエアは、場所代が高いデータセンターに1000台単位で設置するので、小型で低価格な製品が求められます。その為に、二世代前ぐらいのノートPCと同程度の低スペックのWEBサーバが多いです。ノートPC用と同じぐらいの小さな基盤にHDDまで搭載したオールインワンタイプ の1Uサーバや、ブレードサーバが多く利用されます。

 一般的なWEBサーバでは、このようなサーバハードウエアにLinuxと言う負荷が軽いサーバOSとWEB公開ソフト、SQLサーバソフト等を搭載しています。 正規料金のサービス品質が良好なレンタルWEBサーバ会社では、このWEBサーバ1台に標準で約50ユーザーを格納します。低価格のWEBサーバレンタルサービスの場合は1台のWEBサーバに数百ユーザーを格納します。そして、1Gbpsのバックボーンに標準で約1000台以上のWEBサーバを接続します。
 
ブレードサーバの例 タワー型WEBサーバの例 1UタイプWEBサーバの例
ブレードサーバの例 タワー型WEBサーバの例 1UタイプWEBサーバの例
ケースから半分抜き出した状態の基盤(ブレード)1枚だけで1台分のサーバを構成している。この基盤にはHDDも搭載されていて単独でサーバとして稼動できる。このケースには20枚(台)のブレードサーバを高密度実装できる。(富士通) CPUに2.66GhzのCeleronを搭載したWEBサーバの例。軽いサーバOSであるLinux系のOSを搭載することを前提としている。アウトレットネット通販で2万円以下で購入できる。大量導入が前提のWEBサーバは低価格で販売される。(日本電気) CPUにノートPC用の1.73GhzモバイルPentiumを搭載したWEB用1Uサーバの例。ケースの高さを43ミリというラックマウント搭載用の規格に合わせてある。アウトレットネット通販で7万円以下で購入できる。(日本電気)

 上記のようなWEBサーバの場合と、1Gbpsのバックボーンに1台から5台の配信サーバを接続するディジタルスタジオのビデオ配信専用データセンターとはかなり構成がが異なります。また、WEBサーバではSQLソフトや、CGIソフトなどを動かします。これらは、CPU負荷の高いソフトで、メモリーも多く消費します。低スペックのハードウエアに負荷の高いソフト、不足するCPUパワーとメモリー容量、そして、数百ユーザーの共用という条件が重なると、WEBページの表示時間の遅れなどのサービス品質の低下が発生します。

 このような理由で、WEBサーバの場合は、サーバ1台当たりのユーザー数がサービス品質に強く影響します。また、アクセス数の多いWEBサービスの場合は共用WEBサーバでは無く、占有WEBサーバを利用する場合が一般的です。この流れで、ビデオ配信サーバもユーザー数が少ない方が良い、共用サーバより占有サーバが良い、という理解があるようです。

 ディジタルスタジオのビデオ配信専用サーバでは、上記の説明のように、これらのWEBサーバでの常識は当てはまりません。共用ビデオ配信サーバでも従来の占有ビデオ配信サーバを上回る配信能力を提供できます。また、配信サーバ1台当たりの格納ユーザー数が増大しても配信能力が低下することはありません。

 例えば、1台のビデオ配信サーバに1000ユーザーを格納しても、格納ユーザー数の増大による配信品質の低下は発生しません。ビデオ配信サーバの場合は、バックボーンの配信帯域に余裕があればユーザー数に関係なく安定配信できます。逆に、1ユーザーで1Gbpsのバックボーンを使い切るような大量のコンテンツを配信する大規模ネット放送局の場合は、共用サーバではなく、占有バックボーンを装備した占有ビデオ配信サーバの利用をお勧めいたします。

 安定してビデオ配信できるかどうかには、格納ユーザー数は関係しません。バックボーンの余裕度合いがどの位あるかで全てが決まります。ディジタルスタジオでは、安定配信に重要なバックボーンの合理的活用の為に、負荷分散オペレーションを提供しています。各ユーザーに安心して利用していただくことが出来ます。
 

 特徴 4 「オンデマンド ビデオ配信時の同時視聴者数について」

 これから公開されるビデオコンテンツのアクセス数を予想するのはプロでも難しい作業です。それらのビデオコンテンツの同時視聴者数を予想するのは、さらに難しい作業です。しかし、コンテンツ公開の問合せを受けるときに、利用者から具体的な同時視聴者数の指定を受ける場合が多いです。これは、同時視聴者数がイメージし易い為と思われます。また、イメージし易いので、利用者にとって同時視聴者数が非常に気になる数値のようです。

 イメージし易い同時視聴者数ですが、一般利用者の方の予想とプロの予想では100倍から1万倍位の差がある場合が多いです。今までの実際に問合せが在った例をご紹介します。

  ・「会員数が300万人の会員組織にビデオ配信するので、同時視聴者数300万人の配信サーバを用意してほしい」
  ・「大規模な告知活動をするので、同時視聴者数50万人の配信サーバを用意してほしい」

 上記の例では、たくさんの視聴者を集めたいという希望が含まれていますが、実際問題として多くの視聴者を集めるのは大変難しい事業です。米国の有名な動画共有サイトが1000億円以上の巨費でM&Aされたのは視聴者を引き付ける 強力な能力が評価されたためです。この大手動画共有サイトでは月間視聴者数として数億人の集客能力がありますが、同時視聴者数は50万人以下と推測されます。

 一般的なビデオコンテンツの同時視聴者数は、数人から10人程度です。かなり人気のあるビデオコンテンツで、30人から50人程度です。同時視聴者数が100人を越える場合は社会的に話題になっているような特殊な場合が多いです。

 同時視聴者数10人と言うと少ない印象があります。月間視聴者数 14万4000人と言うと大変多い人数という感想を持ちます。しかし、これらは同じ視聴者数を意味しています。このように少ないと感じる同時視聴者数でも、月間視聴者数に換算すると 、とても多い合計視聴者数になります。同時視聴者数と1時間、1日、1ヶ月間の合計視聴者数の関係を以下の表に示します。表の合計視聴者数は最大値です。実際の合計視聴者数は人気があるコンテンツで表記の最大値の20%〜30%程度です。

 ここでは、概算視聴時間を3分としています。これは、実際の視聴者の多くは、映像コンテンツの長さに関係なく、最初の30秒から3分で視聴を終えてしまう方が多い為です。映像コンテンツが特別に興味がある分野で無い限り、途中で視聴を終了する方が多いのがアクセスログの分析から解かります。視聴を継続させる為には、映像コンテンツの冒頭から興味を引き付ける刺激的なシーンをつなげる方法が考えられます。

               同時視聴者数と1時間、1日、1ヶ月間の合計視聴者の関係
          標準的な3分間のコンテンツを各同時視聴者数で継続的に視聴した場合の最大視聴者数
          実際の合計視聴者数は人気があるコンテンツの場合で表記の最大値の20%〜30%程度です。
同時視聴者数 1時間の視聴者数 1日の視聴者数 1ヶ月間の視聴者数
       1人       20人       480人      1万4400人
       5人      100人      2,400人      7万2000人
      10人      200人      4,800人     14万4000人
      20人      400人      9,600人     28万8000人
      30人      600人    1万4400人     43万2000人
      50人     1,000人    2万4000人         72万人
     100人     2,000人    4万8000人        144万人
     300人     6,000人   14万4000人        430万人
     500人       1万人       24万人        720万人
    1,000人       2万人       48万人       1440万人
    3,000人       6万人      144万人       4320万人
    5,000人      10万人      240万人       7200万人
      1万人      20万人      480万人     1億4400万人
      3万人      60万人     1440万人     4億3200万人
      5万人     100万人     2400万人     7億2000万人
     10万人     200万人     4800万人    14億4000万人

 同時視聴者数はイメージし易いですが、コンテンツ提供者側は、現実の視聴者数の100倍から1000倍程度の月間視聴者数をイメージしてしまうので、同時視聴者数での検討ではなく、月間視聴者数での検討をお勧めいたします。月間視聴者数での検討の方が、より実態に近い数字を予想できます。また、ビデオコンテンツを公開する予定 の既存WEBサイトの月間訪問者数も月間視聴者数を予測する参考データになります。

 実際の例として、コンテンツ提供者からの依頼が、同時視聴者数1000人への対応という配信業務がありました。実際に配信サービスを開始してみると、同時視聴者数は約10人でした。月間視聴者数は3万6000人という実態でした。コンテンツ提供者が同時視聴者数を予測する場合は、どうしても、たくさんの視聴者に見て欲しいという希望が含まれてしまいます。同時視聴者数ではなく、月間視聴者数で予測することをお勧めいたします。

 尚、問合せがあった、同時視聴者数300万人と50万人というオンデマンド配信は、日本国内のインターネットバックボーン全体の容量を超えますのでビデオ配信不可能です。これだけ 大量のビデオ配信データがインターネットに流れ出したら日本のインターネットは麻痺してしまいます。また、米国の大手動画共有サイトを上回る視聴者数を集める超人気サイトを立ち上げるのは、告知をしても難しいです。

 稀に誤解があるのですが、ビデオ配信サーバ側に同時視聴者数を予約すると、その人数の視聴者が自動的に集まるという期待があります。ビデオ配信サーバ側に同時視聴者数を予約しても、視聴者を集める機能はありません。ビデオ配信コンテンツの視聴者数を増やすには地道な告知活動などが重要です。
 


 特徴 5 「上位プロバイダー+バックボーン+基幹ルーター+オリジナルサーバのベストコンビネーション


  一般的なビデオ配信サービスの説明では、サーバ機材のCPUやメモリ、ディスク容量だけを説明しています。該当配信システムにどのくらいの配信能力があるかは、上位プロバイダーの規模、バックボーン回線の規格や帯域、それと、ルーターの処理能力で配信能力のかなりの部分が決まります。接続している上位プロバイダー、バッ^クボーン回線、ルーターについて十分な説明を行えると言うことは、ビデオ配信能力に自信があるシステムです。

 ディジタルスタジオのビデオ配信システムは、ビデオ配信サーバから、視聴者が利用しているローカルプロバイダーまで、ビデオ配信データがスムーズに流れる最適のシステムを構築しています。このような配信ネットワークでは、どこか一箇所でも速度低下部分「ボトルネック」が発生すると、全体の転送速度が低下します。ディジタルスタジオでは、ネットワーク全体のベストコンビネーションにより、ボトルネックの発生を極力抑えたビデオ配信環境を提供しています。

上位プロバイダー+バックボーン+基幹ルーター+オリジナルサーバのベストコンビネーション


 特徴 6 「上位プロバイダーとして国内最大規模のNTTコミュニケーションズ社と接続」


 インターネットへ接続する上位プロバイダーとして、国内最大規模のネットワークインフラを稼動させている「NTTコミュニケーションズ社」を選択しています。同社は、「最大級」では無く、真に最大規模です。国内インターネット幹線とも合計137Gbpsの帯域で直接接続している「一次プロバイダー」です。一次プロバイダーと接続すことにより、このような一次プロバイダーから回線を借りて営業している「二次プロバイダー」と接続するより有利な通信環境を構築することができます。

 また、大手一次プロバイダーは、インターネット幹線経由以外に、相互に直接接続しています。これは、大量の通信データが、インターネット幹線を経由することなく、プロバイダー同士の「プライベート接続回線」(プライベートピア接続)を通じてやり取りされることにより、インターネット幹線の混雑を防ぐ効果があります。

 ビデオ配信のような、大量かつ高速な通信データは、混雑したインターネット幹線より、プロバイダー同士の「プライベート接続回線」を利用して「迂回」した方が安定して配信できます。NTTコミュニケーションズ社を「上位プロバイダー」として利用することにより、この「プライベート接続回線」も充実してる為、ビデオ配信の安定性が向上します。

 ブロードバンド時代の幕開けである数年前は、インターネット幹線も細く、プライベートピア接続も殆ど行われていませんでした。そのような中で、大規模なビデオ配信を実施するとインターネット幹線が大混雑しました。

 そこで、各大手プロバイダーのデータセンターに中継用のビデオ配信サーバを設置して、各プロバイダーのユーザー(視聴者)には、中継サーバから直接ビデオ配信を行いました。これによりインターネット幹線の混雑を緩和すると共に、視聴者に安定したビデオ配信を行う手法が採用されました。

 この手法をCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)と呼びます。しかし、プロバイダー間の大容量プライベートピア接続が充実した現在ではCDNは不要になりました。プライベートピア接続が充実した一次プロバイダーを利用することで、CDN無しでも安定した広域ビデオ配信を行えるようになりました。

 NTTコミュニケーションズ社は、海外との接続も最大規模の帯域を提供しています。その為、国内向けビデオ配信だけでなく、北米、欧州、アジア地域へのビデオ配信に関して、最も安定したビデオ配信を実現しています。
 

 特徴 7 「バックボーンとして1Gbpsの専用線を導入 1Gbpsのバックボーンに5台の配信サーバを接続」

 文字通りデータセンターの「背骨」であるバックボーンには、1Gbpsの専用線を導入しています。これは、WindowsMediaサーバ群の為の専用線です。この1Gbps専用線により十分なビデオ配信帯域を確保しています。 ディジタルスタジオでは、この専用線以外にも、多数のGbit対応の光フィバー回線を導入しています。ビデオ配信サーバの稼動台数が増えた場合は、必要に合わせてバックボーンの増設を行い、十分なビデオ配信帯域を絶えず確保することができます。

 さらに、ディジタルスタジオのデータセンターでは、未使用の予備光回線「ダークファイバー」を多数導入済みです。回線増設の必要が発生した場合には、新たな光回線の設置工事を行う必要が無く、データセンター内の回線工事だけで、短時間に光回線の新規開通を行うことができます。

 この「WindowsMediaストリーミングコース」では、この1Gbpsの専用線を5台のビデオ配信サーバに分配して共用回線として利用しています。WEBサーバに比べビデオ配信サーバのレンタル料金がコスト高なのは、サーバ1台当たりに割り当ているバックボーン帯域が太い為です。

 標準的な料金で高品質なWEBサーバを提供している、あるWEBサーバレンタル会社の例では、3Gbpsのバックボーンに約1000台のWEBサーバを接続しています。サーバ一台当たりの平均帯域は、3Mbpsです。このサーバを50ユーザーで共用しています。これはWEB表示レスポンスの速い非常に良好なWEBサービスの場合です。激安WEBサーバ会社に場合は、サーバ一台当たりの帯域が0.5Mbps程度の場合もあます。そして、さらに1台のサーバに 200ユーザー以上を割り当てることもあります。このような激安WEBサーバを利用するとWEB表示レスポンスが低下します。安さには理由があります。

 ディジタルスタジオの「WindowsMediaストリーミングコース」では、1Gbpsのバックボーンにビデオ配信サーバ5台を割り当て、ビデオ配信に十分な帯域を確保しています。

 WEBページ上のビデオ視聴ボタンをクリックしてから、実際にビデオ表示されるまでの待ち時間が通常より短いサービスをディジタルスタジオでは提供しています。ビデオWEBサーバのレンタル料金に比べてビデオ配信サーバの料金が割高な理由はここにあります。レンタル料金の中で一番多いコストを占めるのが「バックボーン費用」です。
 

 特徴 8 「基幹ルーター(高性能アクセスルーター)を採用 同時接続数:16,000セッション」

 ルーターについて説明されることは少ないですが、インターネット技術の「心臓部」は、サーバでは無く「ルーター」です。インターネット全体は「ルーターの集合体」と言えるほど多数のルーターが稼動しています。ルーターはネットワークとネットワークを接続する重要機器です。指定のルートへの正確なデータ分配、セキュリティー指令に沿ったデータ検査や不要データの破棄を行います。プロバイダーが設備する高性能なルーターは「基幹ルーター」と呼ばれ、市販のブロードバンドルーターとは区別されます。

 大手通信サービス会社や航空会社などで通信系の大規模障害が発生して社会問題になっています。これらの障害発生原因には基幹ルーターが関係しています。サーバの障害は、そのサーバのユーザーに限定されますが、基幹ルーターの障害は、その通信システム全体のダウンにつながります。それだけ基幹ルーターは通信システムの重要部分です。

 ルーターの内部構成は、PCとほぼ同じ構成です。Giga-bitで流れるデータ、つまり大量の「パケット」を一個づつ検査するのは高い処理能力が要求されます。市販のブロードバンドルーターの値段は、1台1万円前後ですが、基幹ルーターは、処理能力だけでなく、信頼性も最高レベルが要求されるので小型なタイプ の基幹ルーターでも1台100万円から500万円程度です。メーカー製のサーバ本体(2万円〜10万円)よりはるかに高価な通信機器です。

 ディジタルスタジオでは、Giga-bit回線の速度に対応して、超高速なデータ分配、高度なセキュリティー設定を行える基幹ルーターとして「アクセスルーター」を導入しています。WindowsMediaストリーミングコースでは、このアクセスルーターにより、1Gbpsのバックボーンネットワークを個々のビデオ配信サーバへ分配しています。

 ビデオ配信サーバ上のWindowsMedia配信サービス制御機能と、視聴者が使用するPC内のWindowsMediaプレーヤーは、ビデオデータが送信されるだけでなく、「セッション」と呼ばれるデータ交換規則で連動しています。この連動が個別に行われることで、たくさんの視聴者に個別のコンテンツを配信したり、配信ビデオの一次停止や、早送り、巻き戻しなどの特殊再生サービスも可能になります。

 つまり、ビデオ配信サーバ側は、視聴者がビデオを視聴している間は、絶えず「セッション」の接続を保持する必要があります。ビデオ配信サーバと、個々の視聴者のWindowsMediaプレーヤーとの間で連動する「セッション」の接続を保つのも基幹ルーターの重要な機能です。

 WEBサーバのよう瞬間的にhtmlデータや、JPEGデータを送信して短時間で「セッション」を終了する場合は、同時接続状態のセッション数は少ないです。個々視聴者に数分から1時間以上に渡りビデオの連続配信を行うビデオ配信サーバの場合は、同時に接続するセッション数が増大します。

 ルーターで処理可能なセッション数が不足した場合は、視聴者のWindowsMediaプレーヤから配信要求が届いた時に、バックボーンと配信サーバ側に余裕があっても、視聴者とのセッションを保持できなくなり、配信サービスが提供できなくなります。

 これは、今まで指摘されていないボトルネックです。このようにルーターのセッション処理能力は極めて重要です。ディジタルスタジオで導入している基幹ルーターでは、同時に16000個のセッションを接続保持できます。これにより、16000人の視聴者に同時配信サービスを提供可能です。ただし、バックボーンの帯域による同時接続数の上限は別に存在します。

 ここでコンピュータ関連の技術仕様数値を説明します。コンピュータの性能表示には、絶対的な保障数値と、規格としての名称的な数値(呼称数値)があります。3.2GhzのCPUを測定したら1.6Ghzだったとか、512Mbyteのメモリーの容量を調べたら256Mbyteしかなかった・・・ということはありません。これらの数値は保障数値です。

 これらとは別に、1GbpsのLANの速度を測定したら200Mbpsしかなかった・・・、転送速度3GbpsのS-ATAハードディスクの転送速度を測定したら0.5Gbpsしかなかった・・・、という現象は正常です。これらの「1GbpsのLAN」、「3GbpsのS-ATA」という数値は、規格としての名称的な数値(呼称数値)です。性能的な保障数値ではありません。これらの数値が混在して説明されている例が多いですので切り分けて理解されるようにしてください。

 ディジタルスタジオで導入した基幹ルーターの同時接続セッション数の「16000」という数値は、保障数値です。内部的には2000まで・・・という名称的な数値(呼称数値)ではありません。ただし、映像配信で同時接続数「16000」という視聴者数は、ビックイベントの中継でもない限り、通常のオンデマンド配信では体験できない視聴者数です。2007年7月時点においては、実際に検証した最大視聴者数ではないことを記しておきます。
 

基幹ルーター(高性能アクセスルーター)を採用 同時接続数:16,000セッション


 同時接続数:16000という数値は、それほど巨大な数字に見えませんが、1日当たり、1ヶ月当たりの合計視聴者数として見ると巨大な数値であることが解かります。標準的な3分のビデオコンテンツを16000人の視聴者に同時配信した場合は、1時間で32万人、1日で768万人、1ヶ月間で2億3千万人となります。通常のオンデマンド配信においては、同時接続セッション数16000と言うスペックは十分以上の数値であることが解かります。

 2006年度のデータによる参考例を示します。米国の最大手動画共有サイトへの日本からのアクセス視聴者数は1ヶ月間で約600万人、国内大手無料動画サイトへのアクセス視聴者数は1ヶ月間で約550万人です。16,000と言う同時接続セッション数が十分なスペックであることをご理解いただけると思います。尚、市販のブロードバンドルーターの同時接続可能なセッション数は128から256程度です。

 この同時接続セッション数:16,000という数値は基幹ルータ内の上限数値です。実際に配信可能な上限はバックボーンの帯域や、配信サーバの配信能力などを総合した一番低い部分により決まります。この「WindowsMediaストリーミングコース」では、バックボーンに1Gbpsの専用線を利用していますので、この1Gbpsの帯域が同時視聴者数の上限を決定する要因になります。

 全てのコンテンツが64Kbpsの動画、もしくは、64Kbpsのステレオ音声配信の場合は、1Gbps÷64Kbpsで16,384人の同時視聴者数が最大数値となります。これは、装備している基幹ルーターの最大値と同じです。実際の配信では、色々なエンコード帯域のコンテンツを配信しますので、バックボーンの最大制限値である16,384人の同時アクセスに達することはありません。本システムは、どこか の部分が極端に細くなる「ボトルネック」を抱えたシステムでは無く、バランスの取れたシステムです。

 サーバを公開していると、世界中のクラッカーが絶えず進入攻撃を仕掛けて来ます。これらの攻撃を多重なせキュリティーフィルターで遮断したり、不正侵入用の爆弾を組み込んだ不正なパケットが存在しないか、膨大な個数のパケットを全数検査して 、不正パケットを破棄するのも基幹ルーターの役目です。

 市販のブロードバンドルーターでも「ルーティング速度100Mbps!」という速度表記を行っていますが、 これは、何の処理もしないで、単純にデータ転送した場合の速度です。多重なせキュリティーフィルターの設定を行うと、ルーティング速度は数分の一に低下します。また、市販のブロードバンドルーターでは、通過するパケットを全数検査する不正パケット検出能力はありません。

 ディジタルスタジオでは、ビデオ配信能力の向上と、高いレベルの安全性を提供する為に、高性能な基幹ルーターを採用しています。これにより、共用サーバですが、一般的な占有サーバより高いビデオ配信能力を実現しています。
 

 特徴 9 「ストリーミング専用オリジナルサーバを自社設計・自社製造」

 「ビデオ配信」と言うサーバアプリケーションは、大量データを安定してネットワークへ連続送信するという特殊なアプリケーションです。WEB公開用サーバや、データベースサーバとは大きく異なる動作特性が要求されます。

 サーバハードウエアとしては、「大量データを安定してネットワークへ連続送信する」という機能に特化した機材を使用すると高品質なサービスが提供できることは想像できますが、このようなビデオ配信専用サーバ機材をサーバメーカーは製品化してくれません。大量に販売できるWEBサーバや、データベースサーバに比べて、ストリーミングサーバは、極端に少ない台数の販売しか見込まれず採算がとれないのが製品化できない理由です。

 その為に、殆どのビデオ配信事業者は既存のサーバ機器を流用してビデオ配信サービスを提供しています。ディジタルスタジオでは、長年のデジタルコンテンツ制作業務を通じて、CG制作機材やビデオ編集機材などを社内で構築してきました。これらの機材には、大量の映像データを処理する高負荷対応のノウハウが必要で、ストリーミング専用サーバの開発ノウハウに非常に近い技術分野でした。

 ディジタルスタジオでは、今まで蓄積した、映像データの大量処理技術・高速転送技術を応用して、独自に設計・製造したビデオ配信サーバを全面的に投入しています。これらのサーバ機器には、常に改良・改善を加えており、非常に大きなビデオ配信能力と安定性を有しています。

 ディジタルスタジオがメーカー製サーバ機器を導入しないもう1つの理由は、メーカー製サーバ機器は、メーカー間の厳しい価格競争のために、無理なコストダウンを行っていると理解している為です。標準的なメーカー製サーバ機器は、1台10万円前後です。アウトレット対象のサーバ本体は、何と2〜3万円です。現状では、一般向けミドルクラスパソコンより安い機材となっています。通常のサーバ運用より桁違いに負荷が高いビデオ配信サービス用途に 、24時間連続運用するには 、メーカー製の低コストサーバ機器では不安があると判断しています。
 

ディジタルスタジオのストリーミング専用オリジナルサーバをご紹介します。

組立中のビデオ配信専用サーバ。ラックマウント用の薄型ケースは使わずに大型ケースを使用します。空冷性能とメンテナンス性が向上します。マザーボードが小さく見えますが最大サイズのエクステンドAT規格の巨大なマザーボードです。 CPUはサーバ専用のXeonタイプのCPUです。新世代のCPUもリリースされていますが、新CPUを採用したマザーボードが安定して利用できるようになるまで2年ぐらい掛かります。それまでの間は安定して利用できる従来タイプを使用します。
CPUへ空冷ファンの取り付。新CPUは省電力タイプに進化しているので、このような超爆音ファンはこれが最後です。左はメモリースロットです。エラー補正機能付きの2Gbyteを実装しています。ビデオ配信で消費するメモリーは少ないです。 サーバ専用の64bit拡張バス「PCI-X」を装備しています。(白い縦長のコネクタ)通常のPCIバスの8倍の1064Mbyte/秒の速度でデータ転送できます。Giga-bit-LANや、高速HDDを最高速度で動かすためにはこのPCI-Xバスが必ず必要です。
HDD取り付けベイ付近の爆音空冷ファンです。HDDに直接冷却用のエアフローを当てます。HDDを過剰なほどに冷やすことはHDDクラッシュの予防にも効果があります。HDDの実装も間隔を大きく空けてHDDの上下にエアフローを確保します。 サーバケースの両サイドにも爆音ファンを取り付けて、圧倒的な大風量でケース内部を空冷しています。このサーバ1台に16個の爆音ファンが実装されています。超爆音です。静穏PCマニアがこのサーバに近づいたら気絶するのは確実です。
PCI-Xバスに実装したRAIDカード。最も実績があるadaptec社の製品を採用しています。4chRAIDカードを2枚実装して8台のHDDにアクセスできます。下のカードはフランス製64bit対応の1394B。800Mbpsのコネクタを3個実装しています。 8個あるS-ATAのコネクタにケーブルを接続したところです。4台ごとにAチャンネル、Bチャンネルと区分けしています。間違えないようにS-ATAケーブルに名札を付けています。HDD本体は外部のRAIDケースに格納して強力に空冷しています。

 ディジタルスタジオでは、「こだわりのサービス」をユーザーに提供する為に、桁違いに大きい大量の映像データをネットワークに連続送信して、なおかつ、24時間の連続運用に絶える高信頼なビデオ配信専用サーバを自社で設計・製造しています。これらのサーバ機器には、メーカー製のサーバ機器ではコストが高く、組み込みできない高信頼なパーツをふんだんに使用しています。

 また、長年の経験から、最新のパーツより、数年間の利用実績がある「信頼できるパーツ」(業界用語で言う:枯れたパーツ)を使用しています。十分改善がなされた、枯れたパーツのトラブル発生率は極めて低いです。逆に、最新パーツのトラブル発生率は高い場合が多く、安心して利用できません。また、未知の障害要因を含んでいる場合もあります。

 パーツレベルでもモデルチェンジが早い業界なので、安定した保守が長期間出来るように主要パーツの在庫は潤沢に用意しています。例えば、サーバケース、RAIDケースだけでも約20台の予備在庫があります。在庫しているパーツの総量は小規模なPCパーツショップ並みです。これにより、例えば、深夜にパーツ交換などの保守作業が発生しても迅速に対応できます。修理や保守の為にサーバメーカーの修理技術者の到着を待つ必要はありません。

 当社のビデオ配信サービスの品質を調査した、世界的に有名な通信機器メーカーから、当社設計製造のサーバを販売してほしいという打診がありました。遠方への出張保守までは手が回らないので販売は辞退しましたが、嬉しい反響でした。
 

 特徴 10 「同じ構成の予備サーバをコールドスタンバイ体制でバックアップ+メンテナンス用サーバを準備」

 ディジタルスタジオでは、メーカー製のサーバ機器では使われない高信頼パーツを使用して組み立てた、オリジナルビデオ配信サーバにてサービスを提供しています。これらのサーバ機器の信頼性は高いですが、故障やソフト的なトラブルへの対処として独自のバックアップ体制を構築しています。

  定常的に配信サービスを提供している「メインサーバ」とは別に、全く同じ構成の「バックアップサーバ」を用意しています。このバックアップサーバには、メインサーバの登録ユーザー情報と、メインサーバに格納しているコンテンツデータのバックアップが格納されています。バックアップサーバには、メインサーバのユーザーデータを定期的にコピーするバックアップ操作を行っています。

 殆どのサーバレンタル会社では、ハードディスクの故障に備えて、ハードディスクス内のユーザーデータのバックアップだけ行います。ディジタルスタジオでは、ハードディスクユニットも独自の高信頼設計にて社内で製造しています。過去の実績として、運用中のハードディスクに起因するサービス中断トラブルは 発生していません。過去に発生した重大トラブルの実例は、サーバOS自体の動作不安定や、サーバOSが再起動不能になるOSクラッシュトラブルです。 特に、WindowsUPDATEを実施した直後はトラブル発生の危険性があります。

 このような重大トラブルの場合や、サーバハード、電源ユニットのトラブル等からの短時間での復旧の最善の方法は、同じ状態でユーザー情報が登録されて、同じコンテンツデータが格納された 全く同じ設定のバックアップサーバにて交換運用することです。ディジタルスタジオでも色々なバックアップ方法を試しましたが、同じ構成の予備サーバ機材を用意する方法が一番確実なバックアップ方法であり、トラブル発生時に一番短時間で復旧できる方法で あることが解かりました。ただし、一番コストが掛かる方法ですので、交換用のバックアップサーバを用意しているサーバレンタル会社は少ないです。

 実際の運営時には、サービス提供中のメインサーバと、バックアップサーバ、そして、保守作業を行うメンテナンスサーバの3台体制で1ユニットになります。メンテナンスサーバとは、直前までメインサーバとして稼動していたサーバ機材で、空冷ファンや、ハードディスクなどの消耗品を交換するメンテナンス作業実施中のサーバです。

 これは、稼動中のメインサーバは、消耗品交換と言えども、短時間のサービス休止でも出来ません。また、バックアップサーバは、いつでもすぐにメインサーバと交換できる完全状態で待機する必要があります。バックアップサーバを分解してメンテナンス作業を行うことはできません。

 よって、バックアップ体制を常時維持するには、メインサーバ、バックアップサーバ、そして、メンテンスサーバの3台体制で1ユニットを構成する必要があることが解かります。これは、最もコストが掛かる方法ですので 、3台1ユニット体制で運用しているサーバレンタル会社は殆どありません。他の分野で説明すると、高度に電子化された主力ジェット戦闘機をスクランブル用などに常時1機 を運用するには、予備機と、メンテナンス整備を実施するメンテナンス用機体の3機体制が必要なことと同様であることが理解できます。

 特にトラブルが発生しなくても、信頼性を保つ為に定期的にメインサーバを停止して、メンテナンス作業を実施します。その間は、バックアップサーバをメインサーバとして、メンテナンス作業が終了したサーバをバックアップサーバとします。このような順番に交代しながらメンテナンスを行い、消耗品の交換や、サーバOSのクリーンインストールなどを行い、トラブル発生の可能性を未然に防ぎます。

 このバックアップサーバは、メインサーバからのユーザーデータのバックアップ作業時以外は電源を切って停止しています。 この電源OFF状態で待機させる状態を「コールドスタンバイ」と呼びます。逆に、予備機を動作状態で待機させることを「ホットスタンバイ」と呼びます。

 バックアップサーバは、「コールドスタンバイ」として電源OFFだけでなく、電源プラグを抜いて、LANケーブル類もはずして完全オフライン状態で、安全に保管されています。これは、至近距離での落雷事故が発生して稼動中のメインサーバがサージ (瞬間的に発生する衝撃的な高電圧・大電流)で破壊されても、バックアップサーバ本体と ユーザーのコンテンツデータを守る為です。

 ディジタルスタジオでは、全ての機器に遠距離での落雷による小規模なサージから機器を守る機能を持った無停電電源装置をから電力を供給しています。また、サージ保護を補完するために電力規格の接地工事を行っております。しかし、これらの対策も至近距離での落雷サージによる高電圧破壊被害を防ぐことはできません。

 至近距離での落雷の場合は、電力線からの高電圧被害が無くても、その付近の大地の電圧が落雷の影響により瞬間的に高電圧になり、接地(アース)線経由で高電圧が回り込み、電子機器に破壊被害を及ぼす場合もあります。落雷被害から電子機器を守る為には、保護回路の設置より、完全にオフライン状態にしておく方法が一番確実です。近年は、温暖化の影響で強い雷による被害が増えています。自然災害ですが注意を要する分野です。

 因みに、雷(サージ)保護回路内蔵というテーブルタップ等がPCショップで販売されていますが、これらは、電源側に「バリスタ」という過電圧保護素子を実装したものです。これらは微弱な誘導サージには多少の効果がありますが、強いサージに対しては気休め以下の効果しかありません。近くで雷鳴がしたときは、PCのコンセントや通信ケーブルを抜くことをお勧めします。雷の電圧は数100万V、電流は20KAから150KAです。1回の落雷で発生する電力は最大で15億KWです。民生用電子機器で対応出来るレベルではありません。

 ディジタルスタジオにて、バックアップサーバを「コールドスタンバイ」(停止した状態)で待機させる別の理由は地震対策です。動作中のサーバ本体に、強い地震による激しい振動が加わった場合は、サーバ機器やディスクユニット内で回転動作中のハードディスクは破戒されます。

 ハードディスク内の記録ディスクは、通常、毎分7200回転という高速で回転しています。記録ディスクと記録ヘッドとの間隔は、タバコの煙の粒子1個分のミクロな間隔です。激しい振動が加わった場合は、記録ディスクと記録ヘッドが接触して、記録ディスクが傷き、記録データが失われる可能性があります。耐震ラックにサーバ本体を格納していても、振動を防ぐことはできません。大地震の際は、動作中のハードディスクは破戒されると予測するのが正しい想定だと思われます。

 バックアップサーバを「コールドスタンバイ」(停止した状態)で待機させることににより、大地震発生時でもユーザーのデータを安全に保管することが出来ます。電力や通信回線が復旧して地震被害から落ち着いた時点で、バックアップサーバをメインサーバとして稼動させることにより、速やかな復旧作業が行えます。

 ディジタルスタジオでは、大地震により大量のハードディスクが使用不能になる事態を想定して、予備のハードディスクや修理部品を社内に確保しています。大地震発生後は、需要の増大と供給不足によりPCパーツもしばらくの間入手困難になることが想定されます。
 

 特徴 11 「ポート80番によるストリーミングで視聴者側のファイヤーウオールを通過可能」

 WindowsMedia方式のビデオ配信では、通常、MMS(マイクロソフト・メディア・サーバ)方式、もしくは、RTSP(リアルタイム・ストリーミング・プロトコル)方式を利用します。これらのビデオ配信による通信も「ポート番号」と呼ばれる「ホテルの部屋番号」のような割り振りで、混信しないように通信を区別します。MMS方式では「ポート番号:1755」を利用して、RTSP方式では「ポート番号:554」を利用します。

 一般的なWEB閲覧では「ポート番号:80」、電子メールの送受信には「ポート番号:25、110」、FTP接続には「ポート番号:20、21」を利用します。これらの標準的なポート番号以外にWindowsPCでは、不用意に開いているポート番号があります。これらのポート番号を外部からアクセスすることで、そのPCのファイルを読み出たり、遠隔操作したりできるようになります。これがインターネットを利用した攻撃です。

 企業や大学などでは、この外部からの攻撃を防ぐ為に、WEB閲覧とメール送受信などの標準的なポート番号以外のポート番号を全て塞いで外部からのアクセスや攻撃を遮断する機器やルーターが設置されています。この攻撃に関係したポート番号の通信の遮断を行う機器やルーターの機能を「ファイヤーウオール」(防火壁)と言います。
 

ポート80番によるストリーミングでファイヤーウオールを通過可能


 この「ファイヤーウオール」が設置された企業内LANや、大学内LANに接続されたPCからビデオ配信サーバにアクセスしても、ビデオ配信サーバから送信された「ポート番号:1755」を利用したMMS方式でのビデオ配信データや、「ポート番号:554」を利用したRTSP方式でのビデオ配信データは、ファイヤーウオールに遮断されてLAN内の視聴者PCに到達できません。その為にファイヤーウオールの内側に在るPCではビデオ配信を視聴できない障害が発生します。対応策として、各企業のファイヤーウオールを管理しているシステム管理者に、ビデオ配信に利用するポート番号を通過出来るよう設定変更を個別に依頼する方法もありますが、個別対応になりますので現実的解決方法ではありません。

 これらの障害を解決する方法として、ビデオ配信に利用するポート番号に、ファイヤーウオールにブロックされないWEB閲覧用の「ポート番号:80番」などの一般的なポート番号を割り振る方法があります。「ポート番号:80番」は既にWEB閲覧用として予約されていますので、全てのファイヤーウオールを通過可能です。必要な場合、自動的にポート番号:80番によるビデオ配信に切り替えるにはWindowsMediaサーバの設定を変更することで対応可能です。

 WindowsMediaプレーヤー側にもポート番号:80番を使用したビデオ配信データを受信する機能がありますので「ポート番号:80番」を利用したビデオ配信を受信して表示可能です。この「ポート番号:80番」を利用したビデオ配信では、WEB閲覧と同じ「HTTP」方式のプロトコルを利用します。これにより、企業内や大学内のセキュリティーレベルの高いファイヤーウオールの向こう側に接続されたPCにもビデオ配信映像を届けることが出来ます。

 ただし、一部の企業などが採用している「プロキシーサーバ」を設けた特別に強固なファイヤーウオールは、「ポート番号:80番」を利用したビデオ配信でも通過出来ません。

 家庭用ブロードバンドルーターにも簡易ファイヤーウオール機能が付属します。これらの簡易ファイヤーウオールでは、初期設定にて、ビデオ配信に利用するポート番号:554番や1755番を通過する設定になっている場合が殆どですので、特に問題は発生しません。
 

 特徴 12 「高速FTPにより40M〜50Mbpsでのアップロードも可能・複数FTPアカウント発行可能」


 ビデオ配信サーバの使い勝手の評価項目として、大量コンテンツのアップロードに掛かる作業時間があります。ビデオコンテンツファイルは、一般のWEBコンテンツに比べて巨大です。手元で作成したビデオコンテンツをアップロードする際に、WEBサーバ並みの低速FTPしか利用できないとアップロード時間が待ちきれない程の長時間になってしまいます。

 ディジタルスタジオのビデオ配信サーバのFTPサービスは、最大40〜50Mbpsという、社内LANに近い高速度でアップロードできます。通常のビデオコンテンツ数本程度なら極めて短時間でアップロード可能です。数十Gbyteのディスクエリアを契約されているユーザー様でも、高速FTPによりストレスの少ない更新作業が可能です。

 また、ユーザー様のグループワークをサポートする為に、20Gbyteプラン以上をご利用のユーザーには、複数のFTPアカウントを発行いたします。複数のスタッフや、複数の作業場所からのFTPアクセスが行えます。追加費用はありません。

 FTP利用時のパスワードは、仕様により暗号化されずにインターネット内を流れます。その為、第三者にパスワードを探知される危険性があります。FTPアクセスのセキュリティー向上対策として、ご希望のユーザー様には、アクセス元のIPアドレス以外からのFTP接続を禁止するアクセス制限を設定することが出来ます。これにより不正アクセスを防ぐことができます。

高速FTPにより40M〜50Mbpsでのコンテンツデータアップロードも可能 左の画面写真はクライアントPCのタスクマネージャーにて、FTPクライアントソフトからのアップロード速度を表示したものです。目盛の上部が50Mbpsです。40Mbps〜50Mbpsの速度でアップロードしていることが解かります。使用環境は、家庭用Bフレッツ回線+ 市販のブロードバンドルーター+WindowsXP Professional、FTPクライアントソフトは、FFFTPです。

 ディジタルスタジオの社内からも、エンコード済みのビデオコンテンツをビデオ配信サーバへアップロードする作業が日々発生します。当然、社内制作環境とビデオ配信サーバはLANで接続されていません。エンコーダーPCから、すぐ近くに設置されたビデオ配信サーバまで、インターネット経由でFTPアップロードしてますが、社内LANに近い速度で転送できて大変便利です。

 このFTPアップロード速度の40Mbps〜50Mbpsという環境は、光回線を使用して、パフォーマンスの高いPCでFTP転送を行った場合の最大値です。どのような回線でも、どのような環境でも50Mbpsの速度を保障するものではありません。事前にご了承願います。
 

 特徴 13 「WindowsMediaストリーミングコースで配信可能なデータ形式」

 WindowsMediaストリーミングコースでは、以下のビデオ配方式に対応しています。実際に動作確認を行っております。
 WindowsMediaストリーミングコースでは、下記のエンコード方式以外のデータ形式には対応していません。
 下記のエンコード方式、ファイル形式以外のデータはビデオ配信サーバにはUPしないようにお願いいたします。

 VC-1とは、
WindowsMediaVideo 9 Professionalを改良してマルチコアCPUに最適化された次世代のHD対応の高能率
 コーデックです。VC-1は、WMP10以上で視聴可能です。ハリウッド製HD-DVDのHDエンコードにも利用されてます。

 各ビデオ配信方式には優れた点と不得意な点があります。配信されるコンテンツ内容や本数、尺に合わせて適切な
 ビデオ配信方式をお選びください。当社にて最適なご提案もできます。

 エンコード処理には、マイクロソフト社提供の
WindowsMediaエンコーダー 9 をご利用願います。サードパーティー提供の
 エンコーダーソフトや、簡易ビデオ編集ソフト付属のエンコードツール、及び、Flip4MACによりエンコードされた映像コンテンツは、
 ローカル環境(お手元のPC)では問題無く再生できても、本格的なWindowsMediaサーバからストリーミング配信した場合に、
 視聴者の再生側で不具合を発生する場合があります。

 MS社によるMAC用WMPの開発は終了しました。新MACでの視聴は、Flip4Macの Windows Media Components for QuickTime を
 推薦します。Windows Media Components for QuickTime は、Mac OS X バージョン 10.3.9 以降、QuickTime バージョン 6.5 以降
 に対応します。
 Flip4Mac では、HDコンテンツと、Windows Media デジタル著作権管理 (DRM) によって保護されているコンテンツを視聴できません。

  
WindowsMediaストリーミングコースで対応している ビデオ配信形式
 
名称 エンコード コーデック 対応プレーヤー ファイル形式 DRM対応
WindowsMediaVideo WindowsMediaVideo 7
SDビデオ専用コーデック
WMP 6.4 以降
WMP7.1 for Mac OS9
.wmv
WindowsMediaVideo WindowsMediaVideo 8
SDビデオ専用コーデック
WMP 7.1 以降
WMP7.1 for Mac OS9
.wmv  
WindowsMediaVideo WindowsMediaVideo 9
16:9ワイドSDビデオ対応コーデック
WMP 9 以降
WMP 9 for Mac OSX
.wmv Win対応
Mac非対応
WindowsMedia-HD WindowsMediaVideo 9 Professional
HDビデオ専用コーデック
WMP 9 以降
Macでは再生未対応
.wmv Win対応
Mac非対応
VC-1 WindowsMediaVideo 9 Advanced Profile
マルチCPU対応のHD用コーデック
WMP 10 以降
Macでは再生未対応
.wmv Win対応
Mac非対応

 ・通常のSDビデオのエンコードにはWindowsMediaVideo 9 を利用します。
 ・
通常のSDビデオのエンコードに、WindowsMediaVideo 9 Professional を適用することは出来ません。
 ・OS9系の旧タイプMacでの視聴には、WMV7にてエンコードしてMac版IEと
WMP7.1forMAC OS9という環境になります。
 ・HDビデオを横640ドットを超える大きさでエンコードするときのコーデックは、
WindowsMediaVideo 9 Professionalを選択します。
 ・VC-1は、エンコード時も、再生表示時でもマルチCPUに最適化された高能率コーデックです。WMP 10 以降に付属します。
 ・DRMとは、Microsoft Windows Media Rights Manager のことでデジタルコンテンツの著作権保護を行う方式です。

  WindowsMediaストリーミングコースで対応している オーディオ配信形式

名称 エンコード コーデック 対応プレーヤー ファイル形式 DRM対応
WindowsMediaAudio WindowsMediaAudio 9 or 9.1
全てのWMプレーヤーに対応
WMP 6.4 以降
WMP 7.1forMac OS9
WMP 9forMac OSX
.wma Win対応
Mac非対応
WindowsMedia-HD WindowsMediaAudio 9 Professional
 5.1ch,7.1ch及び、24bitサンプリング用
WMP 9 以降
Macでは音声のみ対応
.wma Win対応
Mac非対応

 ・通常のステレオ音声ソース、モノラル音声ソースのエンコードには、WindowsMediaAudio 9 及び、9.1を利用します。
 ・WindowsMediaAudio Professional は、5.1ch、もしくは、7.1chサラウンド用です。通常ビデオソースには利用しません。
 ・
WindowsMediaAudio Professional の2chステレオは、24bitサンプリング用です。通常ビデオソースには利用しません。
 ・この他に、
WindowsMediaAudio Lossless が有ります。この方式には、ダウンロード配信を推薦します。
 ・
WindowsMediaAudio Losslessは、VBR(可変エンコード速度)の為、ストリーミングには適しません。
 ・
WindowsMediaAudio Losslessは、デコードしたときに元の 品質の音声データに再現できる可逆変換可能なエンコードです。
 ・DRMとは、Microsoft Windows Media Rights Manager のことでデジタルコンテンツの著作権保護を行う方式です。

 

  ■ WindowsMediaストリーミングコースの申し込み方法 お問合せについて

 WindowsMediaストリーミングコースのお申し込み、その他関連事項について、お気軽にお問合せください。ご質問 、ご相談のみでも適切にご回答いたします。 問合せ内容を以下の電子メールアドレスに直接送信いただくか、「コンタクト」ページの「問合せフォーム」に問合せ内容をご記入いただき「請求ボタン」をクリック願います。

 WindowsMediaストリーミングコースの申込書ご希望の場合は、折り返し、電子メール添付にて申込書を送付いたします。

   問合せ先: 株式会社ディジタルスタジオ   サポート担当
info@digital-studio.co.jp

 電子メールで直接お問合せいただく場合は、下記の項目をご記入願います。
 (以下の項目をメール作成欄にコピーペーストしていただき項目の所にメッセージをご記入ください)

 1.貴社会社名、部門名、役職、お名前、連絡電話番号 (個人の場合はお名前・電話連絡希望の場合は連絡電話番号 )
 2.貴社WEBサイトURL
 3.お問合せ内容・ご相談・ご質問内容
 4.申込書の必要・不必要

  ビデオ配信サーバに関するお問合せの場合は、可能でしたら以下の内容をお知らせください。

 ・ ご予定されているビデオ配信のコンテンツ内容
 ・ ビデオ配信の対象者 一般向け ・ 限定利用者向け ・ 有料配信
 ・ 著作権管理(DRM)の必要・不要
 ・ 配信対象者数 月間視聴者数想定
 ・ ビデオ配信を予定しているビデオの総時間数、本数、予定エンコードレート
 ・ ビデオエンコード作業が伴う場合は、ビデオテープの仕様種類、本数
 ・ ビデオ配信開始予定日

 ・ ビデオ配信サーバの無料体験配信のご希望の有無

  その他、ご質問、ご相談事項ありましたらお気軽にどうぞ。

  サポートセンター    東京都 新宿区 西新宿 7丁目10番20号 第二日新ビル3F
                IP電話 050-3655-6710 
サポート担当直通
                
(OCNドットフォンからは無料通話・その他の電話からも低料金通話です)

  資料請求に関して

  このWEBページに本サービスに関する全ての情報を掲載しています。今までのよくある質問への説明も含んでいます。
  詳しい資料を求められる方が多いので、このWEBページに詳細を掲載いたしました。
  これ以上詳しい資料・カタログは用意しておりません。ご了承願います。
 
  ■ サービス内容、及び、ご契約内容についての重要事項説明

  サービス内容に関してのご説明


■ 1Gbpsの専用線を共有使用・ビデオ配信サーバを共有利用するオンデマンドビデオ配信サービスです。
■ 共用サーバですが、共用による処理能力低下は全くありません。占有サーバと同様にパワフルにビデオ配信します。
■ 本ビデオ配信サーバのCPU負荷率は平均3%程度です。常時97%程度の余力を確保しています。
■ 特定のビデオ配信サーバーに対する負荷が集中しないように当社で負荷分散調整を実施しています。
■ ディスク容量は、50Mbps〜300Gbyteまであり、大容量ビデオコンテンツ、高画質コンテンツの配信に適しています。
■ 「Windows Media サービス バージョン9」方式に対応。
■ 標準ビデオとWMV-HDによるHDTVハイビジョン配信に対応。5.1チャンネルサラウンド配信に対応。
■ ビデオ配信専用サーバーの為、WEB公開は出来ません。
■ ビデオ配信用にオリジナル設計した、2CPU(4CPUスレッド)、64bit133Mhzバス仕様のストリーミングサーバ−を使用。
■ データー転送量のリミッター(上限制限設定)は設けていませんので、突発的な高負荷にも対応します。
■ 月間データ転送量の制限は設けておりません。ただし、バックボーン帯域による上限目安があります。
■ 契約ディスク容量以内であればファイル設置数の制限はありません。
■ 配信状態の詳細を知ることができる視聴率分析レポートを一ヶ月単位で集計して翌月初旬にWEBページにて提供。
■ 申し込み翌日よりビデオ配信サービスを利用可能。
■ ビデオコンテンツのアップロード/ダウンロードはFTPクライアントソフトによりお手元のPCから行えます。
■ 20Gbyteプラン以上ご利用ユーザー様には複数のFTPユーザーID発行可能。追加費用不要。
■ コンテンツに対するセキュリティー対策としてFTPアクセス元のIPアドレス制限設定可能。

  ご契約内容に関してのご説明

■ 正式契約前に1ヶ月間の無料体験ができます。ディジタルスタジオのビデオ配信サーバの品質をご確認できます。
■ 無料体験が出来るプランは、50Mbyteプラン〜9Gbyteプランまでです。1ユーザー1回限り無料体験できます。
■ 法人契約、個人契約、官庁、政府機関、自治体、任意団体等がご利用いただけます。
■ NPO法人、、NPO団体、NGO法人などの社会貢献活動を行っている組織には特別割引を適用できる場合があります。
■ 学校法人等の教育機関にはアカデミック割引を適用いたします。
■ 安心の月々の後払い方式と、お得な長期契約一括前払い方式が選べます。
■ 月々後払い月次契約の最低利用契約期間は1ヶ月です。無料体験期間中のご利用期間は含みません。
■ 月次契約のサービス終了(ご解約)は、最初の1ヶ月経過以後、通知をいただいたその日に即日受領いたします。
■ 月次契約では、ご解約(サービス終了)のご通知がない場合、翌月のご利用契約を自動更新いたします。
■ 一括前払い(長期)契約では、契約満了二ヶ月前に継続請求書をお送りいたします。
■ 長期契約継続請求書に対するお振込みを確認して契約更新といたします。
■ 一括前払い(長期)契約では、契約期間中の中途解約はできません。解約通知は、契約満了時に有効となります。
■ サービスプラン(ディスク容量)の変更で上位プランへの変更の場合は、随時可能です。差額料金は日割り精算。
■ サービスプラン(ディスク容量)の変更で下位プランへの変更は、契約期間の更新時に行います。
■ 契約期間の変更は、ご利用の契約期間満了・更新時に変更できます。解約期間途中での変更はできません。
■ 料金のお支払い用に請求書を発行いたします。請求書指定銀行口座へお振込み願います。
 
   WindowsMediaストリーミングコースの料金表

 ■ 正式契約前に1ヶ月間の無料体験ができます。ディジタルスタジオのビデオ配信サーバの品質をご確認できます。
 ■ 無料体験が出来るプランは、50Mbyteプラン〜9Gbyteプランまでです。1ユーザー1回限り無料体験できます。

 【 WindowsMedia ストリーミングコース 料金表 】 (各料金には消費税が含まれます)
サービスプラン
(ディスク容量)
安心の月々の後払い方式と、お得な一括前払い方式が選べます。
初期
費用
月額料金
月々後払方式

月末請求書発行
翌月20日支払
3ヶ月料金
10
%前払割引
【実質2.7ヶ月分】
( )内は月額換算
6ヶ月料金
0%前払割引
【実質4.8ヶ月分】
( )内は月額換算
12ヶ月料金
30
%前払割引
【実質8.4ヶ月分】
( )内は月額換算
 50Mbyte  0円   500円   1,350円
  (450円/月)
  2,400円
 ( 400円/月)
  4,200円
  (350円/月)
100Mbyte  0円    800円   2,160円
  (720円/月)
  3,840円
  (640円/月)
  6,720円
  (560円/月)
200Mbyte  0円  1,200円   3,240円
 (1,080円/月)
  5,760円
   (960円/月)
 10,080円
   (840円/月)
300Mbyte  0円  1,500円   4,050円
 (1,350円/月)
  7,200円
 (1,200円/月)
 12,600円
 (1,050円/月)
400Mbyte  0円  1,800円   4,860円
 (1,620円/月)
  8,640円
 (1,440円/月)
 15,120円
 (1,260円/月)
500Mbyte  0円  2,000円   5,400円
 (1,800円/月)
  9,600円
 (1,600円/月)
 16,800円
 (1,400円/月)
  1Gbyte  0円  3,000円   8,100円
 (2,700円/月)
 14,400円
 (2,400円/月)
 25,200円
 (2,100円/月)
  2Gbyte  0円  5,000円  13,500円
 (4,500円/月)
 24,000円
 (4,000円/月)
 42,000円
 (3,500円/月)
  3Gbyte   0円  7,200円  19,440円
 (6,480円/月)
 34,560円
 (5,760円/月)
 60,480円
 (5,040円/月)
  4Gbyte  0円  9,200円  24,840円
 (8,280円/月)
 44,160円
 (7,360円/月)
 77,280円
 (6,440円/月)
  5Gbyte  0円 11,000円  29,700円
 (9,900円/月)
 52,800円
(8,800円/月)
 92,400円
 (7,700円/月)
  6Gbyte  0円 12,600円  34,020円
(11,340円/月)
 60,480円
(10,080円/月)
105,840円
 (8,820円/月)
  7Gbyte  0円 14,000円  37,800円
(12,600円/月)
 67,200円
(11,200円/月)
117,600円
 (9,800円/月)
  8Gbyte  0円 15,200円  41,040円
(13,680円/月)
 72,960円
(12,160円/月)
127,680円
(10,640円/月)
  9Gbyte  0円 16,200円  43,740円
(14,580円/月)
 77,760円
(12,960円/月)
136,080円
(11,340円/月)
 10Gbyte  0円 17,000円  45,900円
(15,300円/月)
 81,600円
(13,600円/月)
142,800円
(11,900円/月)
 20Gbyte  0円 24,000円  64,800円
(21,600円/月)
115,200円
(19,200円/月)
201,600円
(16,800円/月)
 30Gbyte  0円 28,000円  75,600円
(25,200円/月)
134,400円
(22,400円/月)
235,200円
(19,600円/月)
 40Gbyte  0円 32,000円  86,400円
(28,800円/月)
153,600円
(25,600円/月)
268,800円
(22,400円/月)
 50Gbyte  0円 36,000円  97,200円
(32,400円/月)
172,800円
(28,800円/月)
302,400円
(25,200円/月)
 60Gbyte  0円 39,000円 105,300円
(35,100円/月)
187,200円
(31,200円/月)
327,600円
(27,300円/月)
 70Gbyte  0円 41,000円 110,700円
(36,900円/月)
196,800円
(32,800円/月)
344,400円
(28,700円/月)
 80Gbyte  0円 43,000円 116,100円
(38,700円/月)
206,400円
(34,400円/月)
361,200円
(30,100円/月)
 90Gbyte  0円 45,000円 121,500円
(40,500円/月)
216,000円
(36,000円/月)
378,000円
(31,500円/月)
100Gbyte   0円 47,000円 126,900円
(42,300円/月)
225,600円
(37,600円/月)
394,800円
(32,900円/月)
150Gbyte   0円 49,000円 132,300円
(44,100円/月)
235,200円
(39,200円/月)
411,600円
(34,300円/月)
200Gbyte   0円 52,000円 140,400円
(46,800円/月)
249,600円
(41,600円/月)
436,800円
(36,400円/月)
250Gbyte   0円 55,000円 148,500円
(49,500円/月)
264,000円
(44,000円/月)
462,000円
(38,500円/月)
300Gbyte   0円 58,000円 156,600円
(52,200円/月)
278,400円
(46,400円/月)
487,200円
(40,600円/月)

*ビデオ配信サーバーレンタル料金には、消費税が含まれております。
*サービス料金は予告無く変更する場合があります。 (2007年09月01日に料金改定)


 【参考資料 】 「WindowsMediaストリーミングコース」でのサーバー容量とビデオ配信可能な最大時間数の関係

サービスプラン
(ディスク容量)
エンコードレート別 格納可能コンテンツ総時間 (概算)
64Kbps
(469Kbyte/分)
300Kbps
(2.20Mbyte/分)
600Kbps
(4.39Mbyte/分)
1.2Mbps
(8.97Mbyte/分)
2Mbps
(14.6Mbyte/分)
Mbps
(21.9Mbyte/分)
50Mbyte 109  23分  12分   6分  3分  2分
100Mbyte  3.6時間  47分  23分  12分  7分  5分
200Mbyte  7.3時間  93分  47分  23分 14分  9分
300Mbyte 10.9時間  2.3時間  70分  35分 21分 14分
400Mbyte 14.5時間  3.1時間  93分  47分 28分 19分
500Mbyte 18.2時間  3.9時間 117分  58分 35分 23分
  1Gbyte 36. 3時間  7.8時間  3.9時間 116分 70分 47分
  2Gbyte 72. 6時間 15.5時間   7.8時間 3.9時間  2.3時間 93分
  3Gbyte  109時間 23.3時間 11.7時間 5.8時間  3.5時間  2.3時間
  4Gbyte  145時間 31.0時間 15.6時間 7.8時間  4.7時間  3.1時間
  5Gbyte  182時間 38.8時間 19.4時間 9.7時間  5.8時間  3.9時間
  6Gbyte  218時間 46.5時間 23.3時間 11.6時間  7.0時間  4.7時間
  7Gbyte  254時間 54.3時間 27.2時間 13.6時間  8.2時間  5.4時間
  8Gbyte  290時間 62.1時間 31.1時間 15.5時間  9.3時間  6.2時間
  9Gbyte  327時間 69.8時間 35.0時間 17.5時間 10.5時間  7.0時間
 10Gbyte  363時間 77.6時間 38.9時間 19.4時間 11.6時間  7.8時間
 20Gbyte  726時間  155時間 77.8時間 38.8時間 23.3時間 15.5時間
 30Gbyte 1089時間  233時間  117時間 58.2時間 34.9時間 23.3時間
 40Gbyte 1452時間  310時間  156時間 77.7時間 46.6時間 31.1時間
 50Gbyte 1816時間  388時間  194時間 97.1時間 58.2時間 38.8時間
 60Gbyte 2179時間  465時間  233時間  116時間 69.9時間 46.6時間
 70Gbyte 2542時間  543時間  272時間  136時間 81.5時間 54.4時間
 80Gbyte 2905時間  621時間  311時間  155時間 93.2時間 62.1時間
 90Gbyte 3268時間  698時間  350時間  175時間  105時間 69.9時間
100Gbyte 3631時間  776時間  389時間  194時間  116時間 77.7時間
150Gbyte 5447時間 1164時間  583時間  291時間  175時間  117時間
200Gbyte 4262時間 1552時間  778時間  388時間  233時間  155時間
250Gbyte 9078時間 1939時間  972時間  485時間  291時間  194時間
300Gbyte 10894時間 2327時間 1166時間  582時間  349時間  233時間

  【参考資料】 お手持ちのビデオ素材、オーディオ素材の長さから、配信サーバの必要容量を計算する方法

  ビデオ素材等が、エンコード処理後、どの程度の容量になるかは、エンコードレートで決まります。
  画面サイズや、フレームレートの設定はエンコード後の容量に殆ど変化を与えません。
  映像素材は、映像のエンコードレートと、音声のエンコードレートの合計のエンコードレートで計算します。
  各エンコードレートにより、1分当たりの必要容量が決まっていますので、簡単な掛け算で必要容量を計算できます。
 

エンコードレート 推薦画面サイズ
( SD ・ HD )
1分当たり容量
Mbyte/分
計算例 (20分のコンテンツの必要容量)
 32Kbps 160X120
モノラル音声
   0.234 20分 X   0.23 =     5Mbyte
 64Kbps 160X120
ステレオ音声
   0.469 20分 X   0.46 =     9Mbyte
300Kbps 320X240
320X180
  2.20 20分 X   2.20 =    44Mbyte
600Kbps 400X300
480X270
  4.39 20分 X   4.39 =    88Mbyte
1.2Mbps 480X360
640X360
  8.79 20分 X   8.79 =   176Mbyte
 2Mbps 640X480
800X450
 14.65 20分 X  14.65 =   293Mbyte
 3Mbps 960X540  21.97 20分 X  21.97 =   439Mbyte
 4Mbps 1120X630  29.30 20分 X  29.30 =   586Mbyte
 6Mbps 1280X720  43.95 20分 X  43.95 =   879Mbyte
 8Mbps 1280X720  58.59 20分 X  58.59 = 1,172Mbyte
10Mbps 1280X720  73.24 20分 X  73.24 = 1,485Mbyte
12Mbps 1920X1080  87.89 20分 X  87.89 = 1,758Mbyte
14Mbps 1920X1080 102.54 20分 X 102.54 = 2,051Mbyte

    標準ビデオ(640X480)からのエンコードは2Mbps程度が上限品質です。これ以上エンコードレートを高めても
    品質は向上しません。ただし、動きの激しい特殊な映像素材は、3Mbpsのエンコードで改善する場合もあります。

    HDエンコードの場合は、3Mbps(960X540)、4Mbps(1120X630)程度を推薦します。視聴者の所有PCの
    半数以上は、大画面HDストリーミングを表示できない旧式PC、もしくは、ノートPCです。

    また、50Mbps以上の速度が出る光回線でも、ストリーミング配信に関しては、7Mbps程度以上のエンコードレート
    によるビデオ配信に制限を行っている場合があります。HD配信でも4Mbps程度での配信がトラブルが少ないです。

    6Mbpsを超えるHDエンコードコンテンツは、ストリーミング配信では無く、ダウンロード配布を行った方が安定します。
    ダウンロード配布に当たり、著作権を保護するDRM(著作権管理)処理を行い、コンテンツの不正な流失を防ぐ
    こともできます。ディジタルスタジオのビデオ配信サーバは、DRM処理されたコンテンツの配信にも対応しています。
 

この件についてのお問合せ、申し込み、ご注文は「コンタクト」のページのフォームから送信願います。
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